危険と魅力ある恐竜テーマパークを運営する『Parkasaurus』9月25日にSteam早期アクセス配信開始。将来的な日本語対応も予定

インディースタジオWashBearは、『Parkasaurus』を9月25日にSteamにて早期アクセス配信開始することを発表した。『Parkasaurus』は、恐竜が住まうテーマパークを運営するシミュレーションゲームだ。危険な恐竜たちの世話と経営の健全化の両立を目指す。

インディースタジオWashBearは、『Parkasaurus』を現地時間9月25日にSteamにて早期アクセス配信開始することを発表した。価格は19.99ドルが予定されている。現時点で、Steamストアの説明の一部が日本語化されている。開発元に日本語のローカライズについて訊ねたところ、将来的な日本語の対応を予定しているとの回答をいただいた。

『Parkasaurus』は、恐竜テーマパークを運営するシミュレーションゲームだ。一度は放棄されたテーマパークを、「恐竜」というコンテンツを武器にして活気を取り戻すことを目指す。恐竜の居住や施設の設置にふさわしい地形を整地によって用意し、囲いを作って恐竜を育てる。早期アクセス配信開始時点で、用意される恐竜は24種類(今後増加予定)。恐竜の種類によって、生活に適した環境は異なる。食料や高度、湿度といった環境づくりに腐心し、恐竜たちが絶滅しないように世話をするのだ。

恐竜を幸せにできる環境が築ければ、次はテーマパークとしての整備を進め、来場者を満足させなければならない。魅力的な恐竜たちを揃えるだけでなく、各種施設を充実させ、来場者によるレビュー評価を高めていく。そしてもっとも重要なのは、マネタイズだ。恐竜の世話をするスタッフには給料を払う必要がある。入場料の調整も重要だ。売店などを設置し、収益を得る場を設けていくのも有効だろう。何かとお金がかかるので、コスト削減と収益向上のために、経営ボードとにらめっこし健全な運営を目指す。

なお本作は、シミュレーションゲームであるが、時に恐竜が逃げ出すこともある。そうした際には、一人称視点モードで恐竜を素早く射撃し眠らせなければ大惨事になってしまう。FPS要素も仕込まれているというわけだ。こうした非常事態に備え、高いサラリーを払い退役軍人を招聘すれば対応しやすくなるとのこと。なお、こうしたイベントが発生せずとも、テーマパークを一人称視点で自由に歩くことはできるようだ。また運営と並行して研究を進め、テクノロジーをアンロックすれば、先進的な技術が手に入る。安全で楽しい恐竜テーマパークを作るには、資金繰りだけでなく、多角的な視点を持って運営を進めることが重要になりそうだ。

『Parkasaurus』は、9月25日にSteamにて早期アクセス配信開始予定。早期アクセス期間は6~8か月予定されており、正式リリース後は価格が上昇するようだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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