ファミコンスタイルのコマンド選択式ADV『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』Nintendo Switch向けに今冬配信へ

フライハイワークスは本日9月1日、『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』をNintendo Switchにて今冬配信すると発表した。『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、ハッピーミールが開発するアドベンチャーゲームだ。キャラクターデザインに荒井清和氏を迎え、コマンド選択型方式という懐かしいスタイルでゲームが展開される。

フライハイワークスは本日9月1日、「FLYHIGH EXPRESS 2018.09.01」にて『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』をNintendo Switchにて今冬配信すると発表した。価格は税込1000円。発表当初の配信予定プラットフォームはニンテンドー3DSであったが、Nintendo Switchを対応ハードに追加した形だ。ニンテンドー3DS版については、Nintendo Switch版の開発を優先するため一旦配信時期を未定とし、状況を見て検討していくとしている。

https://youtu.be/UYy5EBBO2yk?t=23m49s

『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、ハッピーミールが開発するアドベンチャーゲームだ。キャラクターデザインに、ファミコン版『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』、『いただきストリート~私のお店によってって~』、そしてマンガ「べーしっ君」や「ファミ通」のクロスレビュアーイラストを担当した荒井清和氏を迎え、コマンド選択型方式という懐かしいスタイルでゲームが展開される。

舞台となるのは伊勢志摩。物語は、東京の上野の公園にて、名も無き変死体が発見されるところから始まる。事故と事件の両面から捜査が進む中、刑事である主人公と後輩のケンは、ひとつの遺留品から、神秘の黒真珠「蒼月」の疑惑へと辿り着く。東京から伊勢志摩へと舞台を移しながら、真珠をめぐる悲劇の謎を追っていくことになる。

本作は、任天堂が1983年に発売したファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)を強くリスペクトして開発されている。ファミコンの風合いを完全再現するため、ファミコンの実際の仕様に沿って制作されているという。一画面でのスプライトの使用数、データ節約のため、ひらがなと濁点等を分割して組み合わせて表示するなど、クラシックスタイルを表現するためのこだわりがこめられているようだ。なお、キャラクターデザインを担当する荒井氏はゲーム内のドット絵の描き起こしもおこなっているとのこと。

ゲーム内は、なつかしのコマンド選択方式によって進行するが、必ずしもすべての要素がクラシックというわけではないようだ。というのも、本作にはスマートフォン(スマホ)が登場するのだ。スマホで写真を撮るほか、地図検索、音声電話の使用、そしてSNSなどでの連絡をおこなう。アプリゲーム(ミニゲーム)も収録されており、ゲームとしての重要なツールになるだろう。クラシックスタイルなアドベンチャーゲームへのリスペクトを見せながらも、現代的な要素が取り入れたれているのも、『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』のひとつの特徴かもしれない。

しばらく情報が途絶えていたが、フライハイワークスとタッグを組みNintendo Switch向けに配信されることになった『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』。今年の東京ゲームショウでは、フライハイワークスのブースにてプレイアブル出展されるという。昨年の東京ゲームショウでは、弊誌はハッピーミールの関氏と荒井清和氏へのインタビューを敢行しているので、興味のある方はこちらもチェックしてみてほしい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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