複数の冒険者を管理するRPG『Swag and Sorcery』発表。村を経営しつつ冒険者をサポート、『Graveyard Keeper』開発者手がける

 

tinyBuild GAMESは本日8月31日、『Swag and Sorcery』を発表した。『Swag and Sorcery』は、『Punch Club』や『Graveyard Keeper』を開発したクリエイターが手がける、新たなRPGだ。両作で特徴的だったキュートなドット絵はそのままに、新たなアイディアを持ち込んでいる。

本作のゲーム内容はまだ詳細不明であるが、プレイヤーは自分の村を作って運営しつつ冒険者を管理するようだ。冒険者は自動的に旅を進めていき、敵を倒し資源を獲得していく。戦闘は基本的に眺めているだけのようだが、マナを消費することで魔法を使い戦いをサポートできるという。本作の特徴として、3グループの冒険者の旅の様子を同時進行で観察できるという点がある。自動的に戦闘が進むシステムは、昨今のゲームにおいて珍しくないが、3グループが同時に進行している姿を眺められるのは、なかなか賑やかで楽しそうだ。

そうして集めた資源は装備をクラフトするために使い、さらに冒険者を強化する。装備は多種多様に用意されているようなので、外見にこだわってみるのもいいだろう。冒険者のサポートと並行して、研究を進めることで新たなテクノロジーや魔法が使用可能となる。旅の支援や研究を進めつつ、個性豊かなクエストを受け、敵の討伐や依頼主への装備品の提供により、資金を蓄えていこう。ステージを進めれば、手強いボスたちが待ち受けている。大舞台にて、強化してきた冒険者の真価が問われることになる。クラフトも資金稼ぎもすべては冒険者の強化のため。彼らのために稼ぎ、還元してあげよう。

『Swag and Sorcery』は、テクノロジーの解放やクラフトの導入など、『Graveyard Keeper』から派生したと見受けられるシステムがふんだんに盛り込まれている。tinyBuildは本作をstreamlined RPGと呼んでいるように、RPGとしての要素をある程度簡略化しつつも、同ジャンルの醍醐味を抽出した作品になるのかもしれない。

なお発売されて以来、好評の声と同時に不便さや作業感についての不満の声も多く届けられている『Graveyard Keeper』は、発売以来ほぼ毎日アップデートが実施されている。『Swag and Sorcery』とは別に、同作を手がけるLazy Bear Gamesは、Steamレビューステータス「賛否両論」となっているように、賛否両論ある状態の墓守シミュレーションの改善に、引き続き取り組んでいくのだろう。