『H1Z1』から改名したゾンビサバイバルゲーム『Just Survive』が10月サービス終了へ。早期アクセスを終えることなく4年近くの運営に終止符

『H1Z1』として誕生したゾンビサバイバルゲーム『Just Survive』が2018年10月にサービス終了を迎える。『H1Z1』として2015年に早期アクセス販売を開始した本作は人口難に悩まされ、開発継続が困難になったことから長期運営に終止符を打つ。

Daybreak Game Company(以下、Daybreak)は8月24日、『Just Survive』のサービスを終了することを発表した。サーバー停止日は太平洋標準時間10月24日を予定。Steamsストアページでの新規購入およびゲーム内課金は既に無効化されている。声明文では、現在のプレイヤー人口では開発を継続することが困難であると述べられている。

『Just Survive』のルーツとなる『H1Z1』は、ゾンビサバイバルゲームとして2015年1月に早期アクセス販売を開始。その後バトルロイヤルモードの実装によりブレイクをはたし、サバイバルモードは『H1Z1: Just Survive』、バトルロイヤルモードは『H1Z1: King of the Kill』と別々のタイトルとして2016年2月にスタンドアロン化。2017年8月には『H1Z1: Just Survive』が『Just Survive』に、『H1Z1: King of the Kill』が『H1Z1』に改名した(関連記事)。

『H1Z1』として誕生したものの、その名を完全に外して心機一転を図った『Just Survive』。だがプレイヤー人口が回復することはなく、2017年8月の改名時点で平均同時接続プレイヤー数は2000人台。直近30日では平均500人台にまで落ち込んでいる(SteamCharts)。『H1Z1』の名を残したバトルロイヤルモードとは異なり、『Just Survive』は2015年から始まった早期アクセスから抜けることなくサービス終了を迎える。

※2017年8月の改名時に公開されたトレイラー

一方、バトルロイヤルモードの『H1Z1』に関しては、2018年2月に正式リリースを迎えている。Steam版のプレイヤー数こそ落ち込んでいるが、同年5月には基本プレイ無料の海外PlayStation 4版をリリースして累計プレイヤー数1200万人突破と息を吹き返している。バトルパス制度、アーケードモード、エアストライクやEMPグレネードといった新ガジェット、デイリーチャレンジの追加などコンソール向けのコンテンツ拡充が進んでいる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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