SWERY氏が手がけるアクションADV『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 -』凄惨な死を繰り返す謎めいたティザーPV公開

SWERY氏がディレクターを担当するアクションADV『The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -』のティザーPVが公開された。『The MISSING』の対応プラットフォームはPS4/Nintendo Switch/XBO/Steam。2018年発売予定となっている。

アークシステムワークスは8月21日、大阪に拠点を置くインディースタジオWhite Owlsが手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 –』のティザーPVを公開した。White Owlsは、カルト的人気を誇る『Red Seeds Profile』や『D4: Dark Dreams Don’t Die』を生み出したクリエイターSWERY氏が設立したスタジオだ。本作はWhite Owlsの自社開発第1弾作品で、SWERY氏はディレクターを担当している。

本作は今年2月に発表されたが、これまでティザーサイトと数枚のスクリーンショットが公開されていたのみで、どういったゲームであるのか謎に包まれていた。今回公開されたトレイラーは、本作の世界観やゲームプレイの一部がうかがえる内容となっている。本作のタイトルにあるJ.J.マクフィールドというのは、主人公である金髪の女性のことのようだ。J.J.は、映像内のセリフにあるJackie Jamesonの略だろうか。彼女はエミリーという名の女性を探して走っている。本作の公式サイトでは、ふたりと思しき女性が焚き火の前で身を寄せ合う、仲睦まじい様子が公開されているが、今回の映像に登場するエミリーらしき女性は、J.J.に対して「なぜここにいるの?」と言って逃げていってしまう。ふたりはどのような関係にあるのだろうか。

ゲームプレイ部分の映像も、本作の謎を深める内容となっている。本作は2.5Dグラフィックの横スクロールアクションとなるが、J.J.は火あぶりや感電で黒焦げになったり、沼に沈んだり。あるいは丸鋸や巨大ファンに巻き込まれたり、無人の列車に轢かれて身体がバラバラになったりと、とにかく悲惨な死亡シーンの連続である。ゲームでは、こうならないようにプレイすることが求められるのだろうか。

気になるのは、映像内に映し出されたキーワード「Inversion(反転)」と「Rebirth(転生)」だ。Inversionについては、映像ではJ.J.がトラップにひっかかった際に画面が上下反転して、吹っ飛んだ身体がほかのトラップに次々にヒットしていく様子が確認できる。そして映像の最後では、四肢断裂して頭だけになったJ.J.がステージを転がりながら進んでおり、Rebirthを連想させる表現だ。SWERY氏は本作について「皆さんの想像を超える、相当ヤバい作品」と表現しており、もしかすると本作は、単にトラップ満載の高難易度アクションゲームというわけではないのかもしれない。

本作のタイトルである「The MISSING」についてSWERY氏は、行方不明や迷子、失くしたものなどさまざまな意味を込めたという。人によっては大切な誰かであったり、自分自身の居場所を指すかもしれない。本作は、そうした気持ちを抱いている人のための作品だという。『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 -』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam向けに2018年発売予定(価格未定)。今回公開されたのはティザーPVではあるが、Official Launch Trailerと表記されているため、そう遠くない時期に発売されるのかもしれない。続報を期待して待ちたい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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