対戦スポーツゲーム『フライングパワーディスク』Nintendo Switch版が発表、年内発売へ。Joy-Conを“おすそわけ”して対戦可能

DotEmuは本日8月5日、『フライングパワーディスク』のNintendo Switch版を発表した。2018年内に発売予定。『フライングパワーディスク』は、1994年にアーケード向けにリリースされた対戦スポーツゲームだ。コート内にて1対1でフライングディスクを投げ合う。

フランスに拠点を置くパブリッシャー・デベロッパーのDotEmuは8月5日、対戦スポーツゲーム『Windjammers(フライングパワーディスク)』のNintendo Switch版を発表した。2018年内に発売予定だが、DotEmuは発売日について「SOON」とコメントしているため、それほど遅くない時期に発売されそうだ。

『フライングパワーディスク』は、データイーストが開発し1994年にアーケード向けにリリースした対戦スポーツゲームだ。コート内にて1対1でフライングディスクを投げ合い、相手プレイヤーの背後にあるゴールにフライングディスクを投げ込めば得点が入るというルールとなっている。フライングディスクは壁に反射するように跳ね返るため、ゲームセンターなどにあるエアホッケーをイメージすると分かりやすいかもしれない。プレイヤーは、パワーとスピードのステータスが異なる6人のキャラクターから選んでプレイし、2セット先取すれば勝利だ。相手の投げたフライングディスクに対して、タイミングよくボタンを押してレシーブすると強力な必殺シュートを投げられるのが特徴で、そのトリッキーな軌道はキャラクターによって異なる。

本作はシンプルなルールながら、コート内でのポジショニングや読み合いが重要なゲームで、競技性が高いことで人気を得た。昨年おこなわれた格闘ゲームイベントEVOでは競技種目候補に名が上がり、現在開催中の今年のEVOではサイドトーナメントのひとつとして出展を果たしている。またDotEmuも、「Windjammers Flying Power League」を立ち上げて世界各地でトーナメントをおこなっており、eSports化に積極的に取り組んでいる。

今回発表されたNintendo Switch版についての詳細はまだ発表されていないが、昨年発売されたPS4/Vita版に基づいた内容になるようだ。オリジナル版をベースに、グラフィックは当時のスタイルのまま高解像度化され、ローカル対戦に加えてオンライン対戦にも対応。Nintendo Switch版のローカル対戦では、Joy-Conを“おすそわけ”してプレイすることが可能なようだ。一方、オンライン対戦については、トレイラーではランクマッチについてのみ言及しているため、Vita版と同じくフレンドを招待するカスタムマッチには非対応になるのかもしれない。

気になる本作の国内発売については現時点では不明だが、PS4/Vita版は国内でも海外と同時発売されており、またDotEmuはNintendo Switchタイトルを日本でリリースしている実績があるため楽観できそうではある。正式発表を期待して待ちたい。

【UPDATE 2018/8/6 11:15】
弊誌が本作の販売元DotEmuに確認したところ、本作は日本でも発売予定とのことだ。また、Nintendo Switch版は基本的にPS4/Vita版と同じ仕様で、これまでに配信されたアップデート内容も反映させているとのこと。本作のPS4版では、ネットワーク周りの改善や、アーケード版とネオジオCD版からBGM選択できる機能の追加などがおこなわれた。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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