仮想通貨をひたすらマイニングし続けるシミュレーション『Blockchain Tycoon』日本語に対応し8月9日Steam早期アクセス販売へ


インディースタジオWamillは、『Blockchain Tycoon』を8月9日にSteamで早期アクセス販売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。『Blockchain Tycoon』は、仮想通貨を掘って儲けることを目指すマイニングシミュレーションゲームだ。

プレイヤーはマイニング倉庫を構え、PCを並べマイニングをして富を得ることを目指す。マイニングをして得た資金にて、新機能を開発するために専門家を雇ったり、ハードウェアをアップデートする。現実と同じように、ただPCに負荷をかけてマイニングをしていると、たちまち機械は壊れてしまう。うまく部屋や倉庫の室温を調整し、適温を保ちハードウェアを守ってあげる必要がある。ただし、ハードウェアの稼働や冷却には電気代が必要になる。電気代を考慮してのマイニングしていくことが求められるだろう。

また『Blockchain Tycoon』においては、リアリティが重視されている。ハッシュレート(マイニングの採掘速度)は現実に即したものが採用されているほか、仮想通貨のレートは日々変化するので、観察が必要になる。またゲームの世界の内でも仮想通貨を発掘するライバルは存在するのだ。競争が激しくなれば、マイニングもより過酷になっていくだろう。市場の動きを見ながら、ハードウェアの増設などを繰り返し、全世界にマイニング倉庫を展開していき、世界の“マイニング王”となるのだ。

ゲームシステムとしては、左側にハードウェアと環境のツールバーが用意されており、上部に電気代、ハッシュレート、冷却度が表示されいるようにUIは簡素なものとなっている。マイニングにのみ焦点を当てているという点で、ゲームプレイとしては比較的シンプルなようだ。同じマイニングをテーマとしたゲームで比べると、自由度は『True Mining Simulator』の方が高くなるのだろうか。

なお本作は日本語に対応する予定のようだが、Steamのストア説明の日本語を見る限り、製品版の日本語のクオリティはやや不安なものを感じさせる。早期アクセス販売期間は最低でも6か月を予定し、開発が進めばコインの種類が追加されたり、ゲームモードが追加されるという。とりあえずは、発売後の様子を見てから購入してみてもいいかもしれない。