愛馬にまたがり刀や弓矢で戦う中華武俠バトルロイヤル『The Swordsmen X』早期アクセス販売開始。剣技・武術を覚えて武人たちを圧倒せよ
中国のパブリッシャーCube Game(方块游戏)および開発会社Dream Game Studio(上海杜昂网络科技有限公司)は7月27日、最大100人で対戦するマルチプレイゲーム『The Swordsmen X(武侠乂)』のSteam早期アクセス販売を開始した。販売価格は2750円で、8月3日までは15%オフの2337円で購入できる。言語は英語および中国語(簡体字)に対応している。またスキンアイテムDLC「少主礼包」と「轩辕礼包」がそれぞれ1875円/2812円で販売されている。
本作は中国国内のゲーム配信プラットフォームWeGameでも同日配信が開始された、中国産の武俠バトルロイヤルゲーム。プレイヤーは龍の姿をした輸送機に運ばれて古代中国風の戦場に向かい、マップ上空から滑空。武器・防具・技の秘伝書などを揃えながら最後の生き残りになるまで戦い続ける。Unreal Engine 4の力で描かれた美しい森林、田園、砂漠、廃墟などを巡り、時間経過と共に広がる毒霧エリアから逃れるべく、ときには乗馬移動しながら刀や弓矢でしのぎを削る。
剣技・武術を中心とした戦闘システムが最大の特徴であり、プレイヤーは短剣、刀、双剣、長剣、グレートソード、槍、弓矢、クロスボウ、マスケット銃などを操り、道中で遭遇した他プレイヤーに果たし合いを挑む。戦闘はスタミナ制となっており、スタミナ残量を管理しつつ攻撃・防御・ロックオン・必殺技で敵を切り倒していこう。剣戟勝負に不安があれば投擲武器や設置トラップを活用するのも手だ。なおダッシュ移動に関してはスタミナを消費しないため、装備が整っていなければ逃げることも選択肢のひとつ。
ただし、武器を拾うだけでは通常攻撃しかできず、武器種ごとの固有技を習得するためには技の経典(Sutra)を入手せねばならない。9種類の武器にそれぞれ4〜6種類の技が存在する。武術であれば体当たり、肘打ち、足払いなど。剣戟であればスタン、スロー、毒、出血といった状態異常やノックバック・ガードブレイクといった特殊効果、回転斬りのような豪快な技などが繰り出せるようになる。パッシブ効果や壁ジャンプを可能にする体術スキルも。より強力な武器、より強力な技を揃えて敵を圧倒するのだ。なお持ち運べる武器は近接系2種、遠距離系1種と限られているため、覚えた技の数・種類と相談しながら使用武器を取捨選択することになるだろう。
最初にゲームを起動した際は、キャラクター作成画面にて操作キャラクターの性別・肌色・顔型・髪型・顔色を選択することになる。ゲームモードはシングル・デュオ・チームの3種類で、サーバーは中国・米国のどちらかを選択可能。なお本稿執筆時点(7月27日)ではログイン、マッチング、マッチ中の強制離脱、ゴムバンド現象などに悩まされており、しばらくは様子見が必要と思われる。また現状はラグの影響が大きく、肝心の剣戟・武術アクションに懸念を残している。なめらかな決闘を実現することが今後なによりの課題となるだろう。
キャラクターカスタマイズ機能に関しては、マッチをプレイして無償ゲーム内通貨を貯めることでルートボックスを入手し、別売りの有償キーを購入することでルートボックスを開封できるようになる。有償キーはひとつあたり112円〜278円。ルートボックスの中身は衣類・武器・防具のスキンアイテムだ。
『The Swordsmen X』は今年に入ってから複数回のクローズド・ベータテストを経て、性別選択機能・デュオモードの追加・武器の追加などブラッシュアップを続けてきた。だが早期アクセス開始時点の状態から判断するに、安定してプレイできるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。今後の予定としては、バランス調整・バグ修正・ゲームプレイの改善のほか、武器・技・ゲームモードの追加が計画されている。そして1年以内での正式リリースを目指すとのことだ。