2D版『ダークソウル』と評されるARPG『ソルト アンド サンクチュアリ』Nintendo Switch版発表。日本語対応で、8月2日に国内配信へ

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アメリカのインディースタジオSka Studiosは7月25日、アクションRPG『Salt and Sanctuary(ソルト アンド サンクチュアリ)』のNintendo Switch版を発表した。日本語に対応し、8月2日に国内でも配信予定だ。国内価格は不明だが、米国では17.99ドルとのことなので、おそらく2000円程度になるだろう。本作は、PC(Steam)/PlayStation 4/Vita向けに発売されており、数々のインディーゲームの移植を手がけるBlitWorksが本作の移植を担当した。

『ソルト アンド サンクチュアリ』の主人公は、敵の王国と同盟を結ぶために政略結婚すべく旅する王女の護衛だ。しかし、その船旅の途中で謎の強大な敵に襲われ、なす術なく船は沈没し、王女はさらわれてしまう。数世紀にわたって続いた戦乱から、ようやく平和の兆しが見えてきた矢先の出来事。王女を失ってしまえば、世界はふたたび深い闇に包まれてしまうだろう。海に投げ出され、どこかの島にひとり流れ着いた主人公は、王女を探す旅に出る。しかしそこは、かつての栄光から凋落した王たちが溢れる呪われた島だった。

本作は、手描きによるダークな2Dグラフィックのアクションゲームで、広大なマップを進み、敵を倒して探索できる範囲を広げていく。敵を倒せば敵はお金とソルト(塩)を落とし、セーブポイントでもある拠点のサンクチュアリにて貯めたソルトを捧げることでレベルアップする。そしてレベルアップ時に獲得できるアイテム消費し、スキルツリーから新たなスキルをアンロックして、キャラクターを成長させていくのだ。主人公は、騎士や魔法使い・盗賊・聖職者・料理人など8種類のクラスから選択可能。それぞれ特徴あるスキルや装備を持つ。そのほか、複数ある宗教からひとつを信仰することで、クエストを請け負ったり、独自のアイテムの購入が可能になる要素など、さまざまなRPG要素がゲームに深みを与えている。

また本作は、2D版『ダークソウル』としばし評されるほど、高い難易度の歯ごたえあるバトルが特徴だ。もともと“ソウルライク”なゲームを目指して開発されたこともあり、特にボスの容赦ない攻撃の前では何度も死ぬことになるかもしれない。死んでしまうと、それまでに集めたソルトは、その場所に置いてくることになるなど、システム面でも同シリーズとの類似点は多い。再プレイ時に同じ敵を見つけ出し、倒すことができればソルトを取り返すことができるが、2度目のチャンスはないため緊張感あるバトルを楽しめるだろう。なお、本作はローカルでの2人協力プレイに対応するが、コントローラーのボタンをフルに使用するため、Joy-Conの“おすそわけ”プレイはできず、別途コントローラーを用意する必要がある。

本作はPC/PS4/Vita版にて高い評価を獲得し、これまでに80万本以上を売り上げているとのこと。今年7月時点でSteam版だけでおよそ40万本と推計されており、また昨年7月には国内PS4/Vita版のみで10万本を達成したことが発表されている(関連記事)。このことから、国内にも多くのファンを持つ作品であることがわかる。今回発表されたNintendo Switch版については、今年のホリデーシーズンに『Salt and Sanctuary: Drowned Tome Edition』としてパッケージ版も発売するという。こちらの国内発売については不明だが、ゲームへの何らかの追加要素が計画されているのなら、今後のアップデートにも期待したいところである。

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