スティックを左側に配置するPS4コントローラー「レボリューション プロ コントローラー2」SIEより7月26日に国内販売へ


ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7月5日、オフィシャルライセンス商品「レボリューション プロ コントローラー2」を7月26日に販売すると発表した。価格は税別1万2000円。

「レボリューション プロ コントローラー2」は以前弊誌でも紹介した、ゲーム周辺機器メーカーNACONが開発したPlayStation 4向け有線コントローラーだ(海外向けの製造・販売はBIGBEN INTERACTIVEが担当)。PC向けにも使用できる。NACONは2016年に「REVOLUTION PRO CONTROLLER」を発売しており、本機はそのバージョンアップ版となる。eSports選手と協力しテストを重ねた、競技向けのコントローラーであるといえる。国内版は、SIEが販売を担当するようだ。

 同梱物は以下のとおり:
 ・レボリューション プロ コントローラー2 x1個
 ・USB Type-Cメッシュケーブル3m x1個
 ・追加ウェイト(10g x2個、14g x2個、17g x2個)
 ・ウェイトコンパートメント用キー x1個
 ・収納ポーチ x1個

同コントローラーはさまざまな特徴を持つが、もっとも目を引くのが、左スティックがゲームパッドの一番左側に配置されている点。PS4コントローラーのDUALSHOCK 4といえば、真ん中にスティックを配置する(ほぼ)対称的なデザインが特徴。このデザインが好ましいかが、同コントローラーを選ぶ基準のひとつになるだろう。このスティックは角度46度と高さの改善、最先端ファームウェアにより強化され、入力時の正確性と動作性を高めているという。

左右のアナログスティックはトップの形状が異なっており、移動やエイムなどそれぞれの操作に合わせたものとなっているようだ。方向パッドは4方向または8方向の入力切り換えが可能だという。ダンジョンゲームなどで斜め入力を多用しない場合には4方向に機能を限定することで誤操作を減らすことができるというわけだ。また、グリップ部分内部に錘を仕込むことで重量を調節できる仕掛けも用意されている。

背面には4つの「ショートカットボタン」が増設されており、アプリを介して割り当てる機能を自由にカスタマイズできる。アプリを使用するには、Windows 7/8/10 PCまたはMacとインターネット接続が必要となる。そしてソフトウェアのダウンロードにはNACON™公式サイト「マイアカウント」への登録も必要。また、ウェイト入れ替えによるコントローラーの重量調整や、バイブレーション強度の調整など、細かなパーソナライズが可能であるようだ。

プロスポーツ向けという点、そして従来のDUALSHOCKとは異なるデザインが注目を集めた異色のパッド「レボリューション プロ コントローラー2」。輸入版の購入においては旧型が送られてくるといったトラブルが報告されていたが、SIEから発売されるならそういったトラブルもなく、安心して購入できるだろう。競技を視野に入れている方もそうでない方も、NACONのコントローラーの購入を検討してみてはいかがだろうか。