ファンタジーとサイバーパンクを融合させた異色のRPG『Shadowrun Returns Deluxe』PC版が期間限定で無料配布中

アメリカのインディースタジオHarebrained Schemesは、現在Humble BundleにてPC版『Shadowrun Returns Deluxe』を無料配布中だ。日本時間6月24日午前2時までの期間限定での配布となっている。

アメリカのインディースタジオHarebrained Schemesは、現在Humble BundleにてPC版『Shadowrun Returns Deluxe』を無料配布中だ。日本時間6月24日午前2時までの期間限定での配布となっている。カートに入れてチェックアウトするとSteamキーを取得できる(SteamおよびHumbleアカウントが必要)。対応プラットフォームはPC(Windows,Mac,Linux)。定価は2480円となっている。本作は日本語非対応であるが、手順は複雑ながら有志日本語化パッチも配布されているので、自己責任となるがそちらを探してみてもいいだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=UFYsQ0M2Jrg

本作は「古代の魔法が蘇った近未来SF世界」を舞台にしたRPGだ。サイバーパンクとファンタジーの融合を謳うだけあって、人間はもちろん、エルフやドワーフ、トロールにオークといったファンタジーでおなじみの種族が、銃や魔法を武器にシアトルの命運をかけた闘争へと挑む物語が描かれる。

物語中ではNPCとの会話でさまざまな受け答えを返すことができ、自分の思い描くキャラクターを演じることができる。たとえば消息不明の仲間からの突然の連絡に対して素直に相手の身を案じた答えを返すことも可能だが、あるいは「お前に連絡先を教えるんじゃなかったぜ!」と毒づくこともできる。「役割を演じる」ことを重視するテーブルトークRPGを原作とした本作ならではの要素のひとつだろう。

戦闘は『XCOM』シリーズなどでおなじみのターン制バトルだ。ベンチやデスクなどの障害物をカバーとして利用し、銃や魔法、あるいは電脳世界へジャックインして味方を擁護しながらの戦闘に挑む。魔法使いが銃を放ち、サイバーウェアを全身に埋め込んだ戦士が近接武器を片手に暴れ回る。そんな一風変わった戦闘が楽しめる。

シナリオ・エディターが収録されていることも特徴のひとつだ。自分だけのオリジナル・シナリオを作成したり、他のユーザーが作成したシナリオをプレイすることも可能だ。シナリオはSteamワークショップ経由で共有することができる。

今回配布されているのはアンソロジーとサントラ付きのデラックス版。アンソロジーはPDF形式で配布され、フルカラー194ページとボリュームたっぷり。コンセプトアートや、Shadowrunに携わってきたライター陣による短編小説も楽しめる内容となっている(※全編英語)。

Kouzou Suzuki
Kouzou Suzuki

子供の頃からアイディア勝負の変わったゲームを好む。気が付くとインディーゲームの魅力に取り憑かれており、人々を同じ沼へと引きずり込むべく記事の執筆を開始。

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