一人称視点ホラー『Layers of Fear』Steamにて6月16日深夜まで無料配布中。画家の精神世界で描かれる狂気のアート

『Layers of Fear』がSteamにて無料配布中。配布期間は日本標準時6月16日24時までとなっている(日本語有り)。心を病んだ画家の精神世界が描かれる一人称視点のサイケデリックホラーだ。画家の精神状態とシンクロして崩壊していく異様な空間を歩む。

Bloober Teamが手がける一人称視点サイケデリックホラー『Layers of Fear』がSteamにて無料配布中だ。配布期間は日本標準時61624時まで(米国太平洋標準時615日午前8時)。対応プラットフォームはWindows/Mac/Linux、日本語字幕/インターフェイスも含まれている。

本作は2016年2月にリリースされたポーランド産の一人称視点ホラーゲーム。精神を病んだ画家を操作し、19世紀の名画・装飾で彩られたヴィクトリア時代の屋敷内を探索する。芸術家として最高の傑作を完成させるため、幻覚・幻聴に悩まされながらも狂気の根源が潜む心の奥底へと潜り込むのだ。また家族との思い出の品々に触れることで、自らの暗く悲しい過去と対峙することになる。

プレイヤーは画家の精神状態の写し鏡のような異様な空間を、目に見えぬ力に手引きされるように、ひたすら突き進んでいくことになる。ふと目をそらしたり、後ろを振り返ったりと、視線を動かすことで部屋・回廊の様子が変化する奇妙な屋敷。同じ場所を彷徨っているはずなのに、画家の精神状態とシンクロして徐々に崩壊していく異様な世界である。

Bloober Teamは『Layers of Fear』に続き、20178月に一人称視点サイバーパンク・ホラー『>observer_』も発売している。こちらも日本語に対応しているため、『Layers of Fear』をプレイしてBloober Teamの作風が気になった方はチェックしておこう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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