鬼ごっこホラー『Hello Neighbor』をマルチプレイ化する『Secret Neighbor』発表。子どもたちの騙し合いが始まる

tinyBuild Gamesは、6月11日にE3の開催にあわせて最新トレイラーを公開し、秘密のヴェールに包まれていた『Secret Neighbor』の詳細を明らかにした。本作は隣人の秘密を暴くステルスホラー『Hello Neighbor』のスピンオフ作品で、マルチプレイヤー向けのソーシャル・ホラーゲームだ。

ある日、とある子供たちのグループの一人が姿を消した。彼らは友人を救出するため、怪しげな隣人宅の地下室へと潜入を試みる。唯一の問題は、子供たちのうち誰か一人が裏切者の「秘密の隣人（Secret Neighbor）」であるということだ……。

本作は最大8人のプレイヤーによる心理戦がテーマだ。誰が裏切者なのか分からない状態でゲームはスタートする。前述の通り、子供たちの目的は地下室に幽閉されている友人を救い出すことだ。そのためにはワナや仕掛けがいっぱいの屋敷を探索し、カギを集めて地下室への道を開く必要がある。カギの配置はランダムで、プレイ毎に異なる場所へと隠される。一方で子供たちに紛れ込んだ裏切者の役割は、自らの正体を隠しながら彼らの探索を妨害することだ。屋敷は彼のテリトリーである。さまざまなワナや仕掛けを適切なタイミングで発動させ、侵入者を分断し、怖がらせ、混乱させよう。もちろん裏切者とバレないよう必要な場面では協力を惜しまず、チームの信頼を勝ち取らねばならない。

公開された動画では、裏切者の子供が「変装」を解いて『Hello Neighbor』にも登場したおじさんの姿となり、子供たちを捕まえるシーンも確認できる。子供とおじさん。二つの姿をうまく使い分ければ、正体を隠すことはより容易となるだろう。もちろん変装を解く瞬間を目撃されなければの話だが。ボイスチャットも重要な要素で、時には居場所を偽って報告するなどのアリバイ作りも重要となるだろう。一方で子供たちには、常に誰が裏切者なのか考えながらの慎重なプレイが求められる。何気ない会話や、仲間の怪しい行動から裏切者を暴き出そう。開発者いわく、心理戦ゲームとして名高い「人狼」にも似たプレイ感覚とのことで、プレイヤーは「協力はするが、誰も信頼しない」スタンスに基づいて行動することになるだろう。

現状、開発はプレアルファの真っ最中だが、今年の夏にはアルファテストを行う予定としている。希望者は誰でも参加可能なので、気になる方は公式サイトからエントリーしてみると良いだろう。E3での発表にあわせ、Steamストアページも公開されている。