EAが贈る大型アクションRPG『Anthem』発売日が2019年2月22日に決定。変化し続ける世界を冒険する長期運営型タイトルに

 

Electronic Arts(以下、EA)は6月10日、『Anthem』の発売日が2019年2月22日に決定したことを発表した。また「E3 2018」に合わせて開催された「EA Play」では、最新のシネマティック・トレイラーと、本作の探索・戦闘シーンが確認できるゲームプレイ映像が公開された。ゲームプレイ映像では外来種Scarsやタイタンと呼ばれる大型生物と対峙する様子が映っている。

※ゲームプレイ映像は13:22から

『Anthem』はBioWareが開発を担当する新規IPタイトル。Frostbiteエンジンを採用した最大4人協力プレイ対応のシェアード・ワールド型アクションRPGだ。本作では「Shapers」と呼ばれる創造主が世界を完成させる前に姿を消してしまい、人類は混沌のど真ん中に取り残されてしまった。『Anthem』の舞台となるのは、神々が創造の手を途中で止めた未完の世界なのである。

プレイヤーは、着用者の戦闘能力・機動力を高めるジャベリン・エキソスーツを身につけたフリーランサーとして、危険に満ちた未開の地に足を踏み入れる。巨大な壁に囲まれた街「Fort Tarsis」を守るため、神々の遺品を悪用しようとするDominionという種族や、「Shapers」の技術を狙う外来種Scarsの脅威に立ち向かう。エキソスーツとジェットパックの力で地上・水中・空中を飛び回り、危険な略奪者や巨大生物が闊歩する広大なオープンワールドを探索するのだ。

ジャベリン・エキソスーツは「Ranger」「Colossus」「Interceptor」「Storm」の4種類があり、それぞれ特性の異なるクラスとしてのの役割を担っている。例えば「Ranger」はバランス型、「Colossus」は耐久性の高いタンク。着用するスーツはミッション毎に変更できるため、使用したいクラスによってセーブデータを切り替える必要はない。

プレイヤーたちは倒した敵から得られるギアにより武器・アビリティをカスタマイズし、ソロもしくは仲間と協力しながら冒険を進めていく。なお武器・アビリティだけでなく、スーツの色や形状もカスタマイズできる。気になる少額課金システムについては、外見を変えるコスメアイテムをメインにしており、ルートボックスは実装されない。ゲームプレイを有利に進めるようなアイテムは販売せず、また購入する前から何が手に入るのか分かる仕組みにするという。

4種類のエキソスーツ

『Anthem』は長期運営を前提としたライブサービスゲームであり、物語についてもリリース後に新しいストーリーラインを追加していけるようなゲーム設計になっているとのこと。ゲーム内の世界についても、Shaper Stormsと呼ばれる天災や、世界を揺るがすイベントにより変化し続ける。

またBioWareは『Mass Effect』シリーズで知られているような濃厚なシングルプレイ・ストーリーを強みとしている。その点、遠征ミッションでは協力プレイがメインとなるが、エキソスーツのカスタマイズや戦利品の整理を行うハブエリア「Fort Tarsis」では他のプレイヤーと遭遇せず、シングルプレイゲームのような物語体験を味わえるという(オンライン接続は必須)。『Destiny』『The Division』といった他のシェアード・ワールド型アクションRPGで見られるソーシャル・ハブではないということだ。なお本作のエグゼクティブ・プロデューサーMark Darrah氏によると、PvPコンテンツはローンチ時点では実装されないという(該当ツイート)。

ペイントジョブによる外見カスタマイズ例。Darrah氏によるとペイントは使い切りではなく、何度でも付け替え可能

『Anthem』は2019年2月22日にPC/Play Station 4/Xbox One向けに発売予定。すでに予約を受け付けており、デラックス版に値する「Legion of Dawn Edition」を予約すると発売前のプレイデモへのVIPアクセス権を得られる。そのほか複数のコスメティックアイテムやデジタルサウンドトラック、限定バナーを含む予約特典の詳細については公式サイトを要チェック。なおEAのサブスクリプションサービスOrigin Access/EA Access加入者は2019年2月15日より先行プレイ可能となる。

「Legion of Dawn Editionの特典内容。国内Amazonにてパッケージ版の予約受付も開始済みだ