『ライフ イズ ストレンジ』開発陣の新作ADV『Twin Mirror』正式発表。記憶を無くした男が事件に巻き込まれるサイコロジカルスリラー

『ライフ イズ ストレンジ』を開発したDontnod Entertainmentの新作アドベンチャー『Twin Mirror』が発表された。1年ぶりに故郷へと戻ってきた主人公サムが謎の事件に巻き込まれるサイコロジカルスリラー。同スタジオが手がける『ライフ イズ ストレンジ』や『Vampyr』のようにプレイヤーの選択がキャラクターの運命を変えていく。PS4/Xbox One/PC向けに2019年リリース予定だ。

バンダイナムコエンターテインメントは6月9日、『Life is Strange』で知られるDontnod Entertainment開発の新作アドベンチャーゲーム『Twin Mirror』を発表すると共にトレイラーを公開した。PlayStation 4、Xbox One、PC向けに2019年リリース予定となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=KovDDJHpXY4

舞台となるのは米国ウェストバージニア州。恋人と別れたばかりの主人公サムは、友人の葬式に参列するため1年ぶりに故郷Basswood Countyへと帰郷する。憂鬱な気分に包まれる中、ホテルの一室で目覚めると浴室に血まみれのシャツが。サム自身が着用していたもので間違いないようだが、昨晩の記憶はない。一体何が起きたのだろうか。真実を求めて調査を開始するサムは、無くした記憶を呼び覚ますため、ときには自らの精神世界に潜り込まねばならない。プレイヤーの選択が、彼の運命を決める。

Dontnod EntertainmentCEO Oskar Guilbert氏は発表文にて「本作は二元性、救済、自己受容といった概念を根源とした作品です。衝撃的で、感情を揺さぶるような体験を届けられることでしょう」と語っている。Dotnodらしい、プレイヤーの選択により展開がドラマチックに変わるナラティブ・アドベンチャーが期待できそうだ。

同スタジオは昨年7月、バンダイナムコエンターテインメントと戦略的パートナーシップを組み、新規IPのアドベンチャーゲームを開発中であることが報道されていた(関連記事)。当時キービジュアルとして公開された画像は、その類似点から今回発表された『Twin Mirror』の舞台Basswood Countyのものと見てよいだろう。

画像左:2017年タイトル未発表時のキービジュアル 画像右:『Twin Mirror』

今月に入りFocus Home Interactiveパブリッシュの吸血鬼アクションRPG『Vampyr』を海外向けにリリースしたばかりのDontnod Entertainment。スクウェア・エニックスがパブリッシャーを担当する『Life is Strange 2』の続報も待たれる状態であり、「E3 2018」での同スタジオの動向に注目が集まる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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