『Destroy All Humans!』リメイク版が正式発表、Steam日本語対応予定あり。エイリアンとして米国を侵略する00年代のカルト作品が蘇る


THQ Nordicは6月7日、『Destroy All Humans!』のリメイク版を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPlayStation 4/Xbox One。発売予定時期は2020年となっている(Steamストアにて日本語対応表記あり)。以下はRammsteinの「Ich Will」の歌詞にあわせて展開されるアナウンストレイラー。

https://www.youtube.com/watch?v=1rNYZYVR8P0

『Destroy All Humans!(デストロイ オール ヒューマンズ!)』は2005年、THQがPlayStation 2/Xbox向けに発売したアクションアドベンチャーゲーム。国内向けには2007年に販売されている。主人公は地球にやってきたエイリアンのクリプト137。種の絶滅を防ぐため、クローン生成に必要な人間たちのDNAを採取したり、ときにはUFOを操縦して建造物を破壊したりと暴れまわる。

オリジナル版は、舞台となる1950年代アメリカのポップカルチャーや政治情勢を取り入れた、ブラックユーモアたっぷりの作風によりカルト的人気を誇り、海外では4作目までシリーズ展開されている。なお国内版では物語が改変されながらも、宇宙人たちがぎこちない関西弁でダジャレを放つ違った意味でのおバカさが光っていた。

※オリジナル版『Destroy All Humans!』

地球に不時着したクリプト137は、エイリアンテクノロジーやサイコキネシスを駆使して人間や牛たちを駆除。肛門検査ガンで人間たちを苦しめたり、Abducto Beamで戦車を投げつけたり、サイキックパワーで牛を持ち上げたり。人間たちの心を読んで、隠された欲望を暴くことも。ときには人間の姿に変装して、愚かな民衆たちを支配することにもなる。そうして人間たちのDNAを採取しつつ、民間人や米軍と戦い、政府施設を破壊し、愚かな民主主義国家を転覆するのだ。Rammsteinの代表曲「Ich Will」が流れるトレイラーからも、オリジナル版のように毒のあるコメディタッチの作風が垣間見れるだろう。なおリメイク版にはオリジナル版には含まれなかった、エリア42の「ロスト・ミッション」も収録される。

リメイク版の開発を担当するのは、THQ Nordic傘下のBlack Forest Games。2019年5月に極寒地サバイバルアドベンチャーゲーム『Fade to Silence』を正式リリースしたスタジオだ。ゲームエンジンはUnreal Engine 4が採用されている。なおTHQ NordicはE3 2019の開催に先がけて『Darksiders Genesis』と『SpongeBob SquarePants: Battle for Bikini Bottom – Rehydrated』も発表済み。後者は『Destroy the Humans!』のように、00年代に発売されたTHQタイトルのリメイクである(関連記事)。

 

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