周辺機器メーカーがPS4用公認コントローラー「SCUF Vantage」を発表。レイアウトはXbox風で、カスタマイズ性の高さが特徴

ゲーム周辺機器メーカーScuf Gamingは5月22日、PlayStation 4用コントローラー「SCUF Vantage」を米国PlayStation.Blogを通じて発表した。左のアナログスティックと十字キーの位置が入れ替わった、いわゆるXboxコントローラー風のレイアウトやカスタマイズ性の高さを特徴としている。

ゲーム周辺機器メーカーScuf Gamingは5月22日、PlayStation 4用コントローラー「SCUF Vantage」を米国PlayStation.Blogを通じて発表した。同社はPS4/Xbox One用コントローラーのカスタマイズ製品を手がけるメーカーで、これまでにもDUALSHOCK 4をベースにした多機能コントローラーなどを手がけている。今回発表されたSCUF Vantageは、そのバリエーションモデルといえるが、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのオフィシャルライセンス商品として認定されていることがこれまでと異なる点のひとつだ。

SCUF Vantageは、左のアナログスティックと十字キーの位置が入れ替わった、いわゆるXboxコントローラー風のレイアウトとなっている。そして機能的な特徴としては、まず多数の追加ボタンが挙げられる。背面に「パドルスイッチ」が4つ配置されているほか、L1/R1ボタンの外側のサイドには「Saxボタン」が追加されている。パドルスイッチは親指でアナログスティックを操作しながらのボタン入力を可能にし、一方のSaxボタンはトリガーに近い位置にあるため素早くアクセスできる。これらのボタンの機能は自由に割り当て可能だ。またコントローラー下部にはタッチセンサーがあり、ボイスチャットのボリュームを直感的に素早く調整できる(有線接続時のみ有効)。

さらに、Scuf Gamingならではのカスタマイズ性の高さも健在だ。アナログスティックの高さを3段階で調整できるほか、トリガーの動作範囲も設定可能。また、十字キーや背面のパドルは別のタイプに交換できる。さらに、筐体の前面プレートはマグネット式で簡単に取り外せ、容易に内部パーツの交換ができるよう配慮されている。重量を軽くするために、振動機能用のモーターの着脱にも対応する。SCUF Vantageは有線モデルと、有線/無線両対応モデルの2種類が発売予定だが、こうした特徴は共通の仕様となっている。

Scuf Gamingのコントローラーは多くのeSportsリーグから承認を受けており、プロ選手が使用することも多いという。eSportsシーンを視野に入れた、多数の追加ボタンなど多機能さを特徴とする、オフィシャルライセンス認定を受けたPS4用コントローラーはRazerやNaconなどからも発売されているが、いずれも有線専用であるため、無線モデルをラインナップするSCUF Vantageは用途によっては大きな魅力となるだろう。またXboxコントローラー風のレイアウトを採用する点も、そちらに慣れている人にとっては嬉しいポイントかもしれない。

発売時期は今年8月頃の予定で、価格は有線モデルが169.95ドル(約1万8700円)、無線モデルは199.95ドル(約2万2000円)となっている。現時点ではアメリカとカナダでの発売が決定しており、その他の地域については未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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