『バイオハザード7』Nintendo Switch向けに発売決定。クラウドサービスを介して、あの恐怖体験を描く


カプコンは本日5月21日、『バイオハザード7 レジデント イービル クラウド バージョン(以下、バイオハザード7 クラウドバージョン)』をNintendo Switch向けに発売することを発表した。価格としては、180日の利用券が税込2000円で販売される。5月24日より、ニンテンドーeショップを介して配信される。レーティングは、「グロテスク バージョン」版と同様の「CERO Z」となる。

『バイオハザード7 クラウドバージョン』では、クリス・レッドフィールドの活躍を描いたエピソード「Not A Hero」、エピローグとなる追加エピソード「End of Zoe」など全ての追加コンテンツを収録。ゲーム内表現は、より過激な「グロテスク バージョン」を準拠とするとのこと。さらに、Joy-Conならではの直感操作も楽しめるという。

本作がオリジナルの『バイオハザード7 レジデント イービル』と異なるのは、クラウドサービスを利用しているという点だ。本作をプレイするためには、Wi-Fi 802.11ac 5GHzもしくは有線LANアダプターを推奨とする安定したネットワーク環境が必要になる。容量45MBの無料のアプリをニンテンドーeショップよりダウンロードし、アプリを起動すると『バイオハザード7 クラウドバージョン』の冒頭の15分を無料でプレイできる。15分のプレイが終わると、利用券の購入のダイアログが出現するので、前述したように180日の利用券が税込2000円で購入できるようになるというわけだ。

『バイオハザード7 クラウドバージョン』においては、セーブデータはサーバー側に保存され、「利用券」の有効期限が終了した場合は、データの保持が保証されなくなるという。有効期限が過ぎると、セーブデータはどうなるかわからないと考えたほうがよさそうだ。クラウドサービスとしては、複数のタイトルにてすでに実績がある株式会社ユビタスの技術が採用されているようだ。

クラウドサービスという条件があるとはいえ、『バイオハザード7 レジデント イービル』の全コンテンツを収録した完全版が税込2000円で楽しめるのは、お得であると言えそうだ。PS4/Xbox One/PC向けの全部入り『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』の定価が、税込5000円弱であることを考えるとなおさら。すべて楽しむとかなりのボリュームになるが、半年近く期間があれば、十分遊び尽くすことができるだろう。

『バイオハザード7 レジデント イービル』は2017年1月に国内外でリリースされたシリーズ最新作。新しいゲームエンジンとVRへの完全対応と共に、シリーズ初の一人称視点を導入しつつもシリーズの原点回帰を成功させた作品。販売数は、全世界で500万本を超えている。発売以来、高い評価を獲得しロングセラータイトルの仲間入りを果たした。ネットワーク環境を揃えて、寝転がりながら、もしくは大画面で恐怖体験を味わってみてはいかがだろうか。