任天堂、E3のプレゼンテーション名を依然として決定せず。一度掲載した名前を撤回したことが注目を集める

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来月6月より「E3(Electronic Entertainment Expo)」が開催される。E3は毎年開催される、言わずとしれたゲームイベントだ。この期間には、大手ゲーム会社各社が今後発売されるタイトルやサービスを披露する。任天堂もこの期間には、例年どおりイベント開催予定だ。すでに『大乱闘スマッシュブラザーズ(仮称)』の正式なお披露目が告知されているほか、同作と『スプラトゥーン2』の大会の開催も決定している。なお、E3 2018のプレゼンテーションをあらためてチェックしたい方は、こちらをチェックしてほしい。

そして例年と同じように任天堂は、新作タイトルを告知するインターネットプログラムも用意していることも発表している。しかし、この正式なタイトルが依然として正式に決まっていないことが、海外コミュニティの注目を集めている。その模様をNintendo EverythingNintendo Lifeが報じている。

任天堂は、毎年このインターネットプログラムに異なる名前をつけている。たとえば2015年は「Nintendo Digital Event @ E3 2015」、2016年は「Nintendo Treehouse: Live @ E3 2016(同名のプログラムは毎年あるが、同年はこれがメインであった)」、2017年は「Nintendo Spotlight: E3 2017」だ。今年2018年はE3の計画を発表して以来、正式なタイトルを付けていなかった。しかし、数日前に任天堂は公式ホームページを更新し、「Nintendo Direct: E3 2018」と名付けたことを前出の海外メディアが確認している。この名前に決まったかと思われたが、昨日18日にこの名前を削除したのだ。

Image Credit : Gonintendo

一般的に、プレスカンファレンスやライブストリーミングの名前は、比較的あっさりしたものが多い。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのカンファレンス名は「E3 2018 Showcase」、スクウェア・エニックスのビデオプレゼンテーションは「E3 Showcase 2018」。ひと目見て、理解できればいいというものがほとんどだ。長年にわたり名前の変更を続け、今年に至っては一度掲載したプレゼンテーション名を撤回しており、思わず注目してしまう部分もある。

もちろん任天堂レベルの企業ならば、こうしたプレゼンテーション名をあらかじめ計画し決めているとは思われるが、どことなく“決めかねている”もしくは“迷っている”風にも見える挙動に、redditユーザーらが関心を抱いているわけだ。複数ユーザーらは「(プレゼンテーション名ひとつで大騒ぎする、熱心すぎるという意味で)自分たちが任天堂を脅かしているんじゃないか」ともジョーク交じりに分析している。

結局ビデオプレゼンテーションの名前は、最初に発表された「Video presentation(仮称)」のまま。もしかすると、新情報を含んだプレゼンテーション名にするという計画があるのかもしれない。もしくは、日本向けE3ページの公開にあわせて、決定するのかもしれない。正式タイトルは何になるのか。「Nintendo Direct: E3 2018」の冠を外したことはプラン通りであったのか。今波に乗る任天堂の一挙一動に、多くのファンからの熱視線が注がれている。

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