対戦格闘ゲーム『ギルティギア』Steam/PS4/Nintendo Switch向けに発売決定。初代PS向けに20年前に発売されたシリーズ第1作目

アークシステムワークスは5月15日、2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR』をPlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売すると発表した。配信日および価格は未定。本作は、同社を代表する『GUILTY GEAR(ギルティギア)』シリーズの原点となった第1作目の移植版だ

アークシステムワークスは5月15日、2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR』をPlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売すると発表した。配信日および価格は未定。本作は、同社を代表する『GUILTY GEAR(ギルティギア)』シリーズの原点となった第1作目の移植版だ。

『GUILTY GEAR』は、1998年に初代PlayStation向けに発売された作品だ。生体兵器「ギア」と、それに対抗するために結成された「聖騎士団」の存在を物語の背景とし、個性的な13人のキャラクターが闘う。ソル=バッドガイやカイ=キスク、ミリア=レイジやチップ=ザナフ、ポチョムキンや梅喧など、のちのシリーズ作でもおなじみのキャラクターが勢揃いしているほか、ファウストと縁深いDr.ボルドヘッドも登場する。ゲームシステムは、技を連続で繋いでいくことができる「ガトリングコンビネーション」や、一撃で決着がつく一発逆転の「殺界」などを特徴とした。

『GUILTY GEAR』シリーズは今年で20周年を迎える。本作を手がけ、シリーズの監督を務める石渡太輔氏は公式サイトにて、既存の格闘ゲームというジャンルに感銘を受け、わずか数名の学生スタッフが生み出した小さなタイトルだったと本作を振り返っている。次作からはアーケードにも進出。キャラクターの追加や新たなシステムを導入し、最新作の『GUILTY GEAR Xrd REV 2』までに3Dグラフィックへの進化も遂げている。そしてアークシステムワークスとしては、HD時代に合わせ『BLAZBLUE(ブレイブルー)』シリーズを立ち上げ、『GUILTY GEAR』と並ぶ人気を獲得。対戦格闘ゲームの開発元として確固たる地位を築き、他社の作品を任されることも多くなった。『ペルソナ』や『UNDER NIGHT IN-BIRTH』『RWBY』とコラボする最新作『BLAZBLUE CROSS TAGBATTLE』はその結晶とも言えるだろう。

初代PlayStation版のスクリーンショット

初代PlayStation版『GUILTY GEAR』は、ゲームアーカイブスとして現在もPS3/PSP向けにダウンロード販売が続いているが、今回現行プラットフォームへの移植が決まったことで、当時を知らない多くのギルティファンがシリーズの起源に触れることだろう。現代的な仕様に合わせた追加要素などがあるのか気になるところだが、ゲームの詳細は今後発表されるとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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