『バトルフィールド 1』の「開かずの扉」を開けたファンが、シリーズの新展開のヒントを発見。新作の情報公開間近か

Electronic Artsは、『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの新作を今年発売することを以前より発表しているものの、ゲームの詳細については未だ大きな謎に包まれている。しかし同社は、今月中にも何らかの情報を明らかにする計画なのかもしれない。新作のヒントが『バトルフィールド1』に隠されていたからだ。

Electronic Artsは、『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの新作を今年発売することをかねてより公言しているが、その舞台設定などゲームの詳細については未だ謎に包まれている。しかし同社は、今月中にも何らかの情報を明らかにする計画なのかもしれない。今週、同社が「歴史が変わる」と題したティーザーサイトを用意していたことが明らかになり、そこには「2018年5月23日」という日付と、「#battlefield」というハッシュタグが記載されている。現時点での情報はこれのみだが、5月23日にサイトが更新され、『Battlefield』関連の何らかの情報が公開されると見るのが自然だろう。

実は、このティーザーサイトはEAが自ら案内したものではなく、『バトルフィールド 1』プレイヤーによって発見された。というのも、同作のゲーム内に隠されたイースターエッグの発見によって明らかになったからだ(Discord)。昨年配信された拡張パック第1弾「They Shall Not Pass」のマップ「Fort de Vaux」には、鎖で堅く閉ざされた扉があり、中からうめき声など奇妙な音が聞こえてくることで話題となっていた。そしてこのたび、その扉を開ける方法が解明された。

Fort de Vauxマップ内には、火気厳禁などを示す看板があちこちにかけられているが、破壊すると裏の壁に据え付けられたスイッチが現れる。これを正しい順番に押していくと例の扉が開くという。そのヒントは、扉の上に書かれている「ISOLEMENT(フランス語で隔離という意味)」という文字。看板に書かれた文字をよく見ると、特定の文字に丸い物が付いている場合がある。それを頼りに、「ISOLEMENT」の文字順に看板を破壊し裏のスイッチを押していくのだ。そして最後の「T」のスイッチを押した後、扉の封印が解かれ、ついに中に入ることができるようになる。

部屋の中には血痕があるものの誰もおらず、2段ベッドや散乱した書類、そして白馬が描かれた絵画があるのみ。しかし、ここにはさらなるイースターエッグが存在していた。時折聴こえる何者かの唸り声に合わせてトイレにグレネードを投げ込み、誰かが音を鳴らし返してくるまでパイプを斬りつけ、そして部屋にある2つのバルブをある特定の順番で回すと、突如壮大な音楽が流れる。一見ただそれだけだが、ファンはこの際に天井のパイプから滴り落ちる水滴に注目。これがモールス信号になっていることに気付き、冒頭のティーザーサイトのURLを割り出したのだ。ちなみに、ティーザーサイトに埋め込まれたSNS投稿機能を使うと、この部屋にある絵画と同じ画像を確認できる。

この部屋からは恐ろしげなうめき声などが聞こえるため、『バトルフィールド 1』にゾンビモードが追加されるのではと長らく噂されてきた。このティーザーサイトは、もしかしたらその発表を示唆しているのかもしれない。一方で、サイトの「歴史が変わる」というタイトルからは、『バトルフィールド』シリーズ新作の可能性も感じられる。EAは先週、2018年第4四半期の決算を発表したが、その会見にてCEOのAndrew Wilson氏は、シリーズ新作でのゲーム体験について「ファンが、ゲームやファン同士と関わり合う方法を変える始まりとなる」とコメントしていた。5月23日にはティーザーサイトに一体何が現れるのか、『バトルフィールド』ファンの注目が集まる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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