『Risk of Rain 2』9分にわたるゲームプレイ映像公開。2Dから3Dにモデルチェンジも、押し寄せる物量感は健在

インディースタジオHopoo Gamesは、9分にわたる『Risk of Rain 2』の新たなプレイ映像を公開した。『Risk of Rain 2』は昨年5月にその存在が明かされていたが、その後音沙汰がなかった。Hopoo Gamesは映像公開にあわせて開発の近況報告をおこなっている。

インディースタジオHopoo Gamesは、5月9日に『Risk of Rain 2』の新たなプレイ映像を公開した。公開された映像は9分もの長さになっており、最新作のゲームプレイの一部が垣間見える。

『Risk of Rain 2』は、昨年5月に発表されたアクションゲームだ。2013年に発売され、ヒットしたアクションゲーム『Risk of Rain』の続編となる。前作は、プレイヤーは未知の惑星に不時着した貨物船のクルーとなり、大量のモンスターやマシンが襲い来るステージを探索して、テレポーターで次のステージへと移動することを目指すというものだった。ゲームは、横スクロール型で展開され、時間が経過するほど難易度が上昇していくという独自のシステムを持つ。迅速にキャラクターを強化して、ステージを進めていく必要がある難易度の高い作品であった。

Hopoo Games、続編は2Dではなく3Dアクションゲームとして発売することを発表し、大きな方針転換を図っている。大きなモデルチェンジとなったが、今回の映像では、前作の魅力を引き継ぐゲームデザインが健在であることを感じさせるだろう。右上には時間経過による難易度上昇ゲージが確認でき、敵を倒すことで経験値が生まれ、それを得ることでゲージ徐々に溜まっていきレベルアップするといった基本要素は変わらず。手持ちのお金を使い宝物をシームレスに開け、アーティファクト収集を進めていくおなじみの場面も。

映像の後半では敵の攻撃が熾烈になってき、アイテムも敵も押し寄せてくる圧倒的に物量感が、3Dで表現される。単に3Dになったというだけでなく、立体的になったことにより、縦横無尽に行動できるようになったほか、空中に舞い上がりホバリングすることで、斜め方向に下がりながら敵の熾烈な攻撃をかわすといったことも可能になったようだ。こうした奥行きのある3Dアクションと、前作に搭載されていた複雑なメカニズムがうまく融合されれば、前作に負けぬ時間泥棒作品になりそうだ。

なお映像の公開に合わせてHopoo GamesはTumblrにて、発表から約1年間もの期間があいた理由と、現在の開発状況について語っている。Hopoo Gamesは、この1年間はゲームのバックエンド部分を作り続ける日々であったようで、非常に充実した期間を過ごしたという。すでにこうした基盤部分は完成に近付きつつあり、来年にかけてコンテンツを追加しゲーム内容を磨いていくとしている。

『Risk of Rain 2』では、前作の流れをそのままに新たなレイヤーを追加されているといい、新要素も多く導入されているとのこと。今後は小規模なベータテストをおこない、フィードバックを受けながら開発を進めていくとしている。ゲームのコアデザインだけでなく、ローカルCO-OPやオンラインCO-OP、ローカライズなど多岐にわたる要素において完成度を高めていき、ファンからの高い期待を超えられるような作品にしたいと高い志を表明し、投稿を締めている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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