Steam版『Stardew Valley』ついにマルチプレイヤーモードのベータ版実装。既存のデータで友人と共に農場ライフをおくることも可能

インディーパブリッシャーChucklefish Gamesは、発売中の牧場経営シミュレーション『Stardew Valley』にマルチプレイヤーモードを追加するバージョン1.3のベータ版を配信開始した。プレイヤーはホストするか、もしくは誰かがホストしている村に入ることになる。マルチプレイは最大4人まで対応(招待は3人まで)。

インディーパブリッシャーChucklefish Gamesは、発売中の牧場経営シミュレーション『Stardew Valley』にマルチプレイヤーモードを追加するバージョン1.3のベータ版を配信開始した。手順としては、Steamクライアントから『Stardew Valley』を選び右クリックしプロパティを開く。ベータの項目にてコード入力フォームに「jumpingjunimos」を入力。参加希望のベータ一覧に選択肢が追加されるので、こちらを選択。すると、『Stardew Valley』のタイトルの横に(beta)と表記されるようなり、バージョン1.3で遊べるようになる。タイトル画面にはCO-OPモードが追加されており、そこからマルチプレイを楽しめる。

プレイヤーはホストするか、もしくは誰かがホストしている村に入ることになる。マルチプレイは最大4人まで対応(招待は3人まで)。ホスト側は村を用意し、フレンドならどんなプレイヤーも入って来られる「フレンドオンリー」と招待した人のみが参加できる「招待オンリー」を選択できる。プレイヤー人数分小屋を用意する必要があるので注意が必要だ。参加する人は、ホストが「フレンドオンリー」としている場合はSteamではフレンドを右クリックしゲームに参加を選べば入っていける。お互いがフレンドではない場合は、ホスト側が用意した招待コードを入力して参加する形だ。

マルチプレイをする上では、既存のセーブデータを使用できるとのこと。ただし、ベータということもありバグが多く、さらにバージョン1.3でセーブしてしまうと以前のバージョンで使用できなくなるとのことなので、バックアップをとることが強く推奨される。Windowsユーザーは%APPDATA%\StardewValley\Saves、Mac/Linuxユーザーは/.config/StardewValley/Savesにセーブデータが保管されるので、きっちりバックアップをとっておこう。

マルチプレイの仕様としては、農場やお金、世界の発展は共有され、インベントリやスキル、NPCとの関係はそれぞれ別となる。利益幅などを調整してバランスをとることもできる。システムにおける主要部分が共有されるので、信頼できる友人と協力して遊ぶのがよさそうだ。結婚指輪があればプレイヤー同士の結婚もできる仕様となっている。

なおポーズについてはホスト側が/pauseとチャットコマンドで入力しなければ、ゲームは止まらないのでこちらも注意が必要だ。また就寝時においてはすべてのプレイヤーが承諾しなければ一日は終わらないほか、お祭りにおいても全員の承諾が必要となる。いくつかの特殊な仕様はあるものの、ひとりでの牧場ライフの延長線として、マルチプレイを楽しめるような仕様になっているようだ。

マルチプレイヤーモードの正式な実装時期は未定であり、また今回の発表ではコンソール向けの実装には言及されていない。Nintendo Switch版は他コンソールよりも早くマルチプレイモードを実装すると言及されていたが、こうした続報にも期待したいところ。そのほか、バージョン1.3ではマルチプレイヤーモードだけでなく、シングルプレイ向けにも多岐にわたるコンテンツが実装されているとのことなので、既存のプレイヤーにも楽しめるアップデートになっているだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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