ニンテンドースイッチ向け本格音楽制作アプリ『KORG Gadget for Nintendo Switch』4月26日に発売決定。最大4人での曲作りバトルが可能
電子楽器などの製造・販売メーカーKORG(コルグ)は4月19日、『KORG Gadget for Nintendo Switch』を4月26日に発売すると発表した。ダウンロード専用で、価格は5000円(税込)。本作は、現在iOSやMac向けに販売されている音楽制作アプリ「KORG Gadget」をニンテンドースイッチ向けに移植したものだ。開発は、ニンテンドーDS向けにリリースされたシンセサイザー『KORG DS-10』などを手がけた実績を持つDETUNEが担当している。
本作には、ドラムマシンやシンセサイザーなどが「ガジェット」としてさまざま用意されており、本格的な音作りが可能。そしてガジェットごとにシーケンサーに音を並べて楽曲のパーツ(小節)を作り、それらを組み合わせることで1つの楽曲を作り上げることができる。音作りから最後のミックスまで、分かりやすいレイアウトで直感的に操作できることが特徴だ。
ガジェットは、一言にシンセサイザーといっても、特定のジャンルに特化したものから、実機を再現したものまで数多く用意されている。ニンテンドースイッチ版では、公開されているスクリーンショットによると少なくとも16種類のガジェットが収録されるようだ。さまざまなジャンルに対応するシンセサイザーやドラム、ベース音源ガジェットがあり、中には8bitゲームサウンドを奏でるシンセサイザーや、バンダイナムコとコラボレーションした80年代ビデオゲーム・サウンドのシンセガジェットも用意されている。
このように『KORG Gadget for Nintendo Switch』はゲームではなく本格的な音楽制作アプリだが、ニンテンドースイッチならではの機能を活かしてゲーム感覚で楽しむこともできるという。まず、各種操作・演奏はタッチ操作だけでなく、Joy-Conを傾けたり回したり動かしておこなうことができる。これはTVモードでのプレイに対応するためのものだろう。
さらに、最大4人でのローカルマルチプレイモードも搭載しており、プレイヤー同士で協力して曲作りをおこなうことが可能だ。マルチプレイモード時は分割画面となり、それぞれのプレイヤーが各々音作りをおこなう。1人のプレイヤーが作ったフレーズに呼応して、ほかのプレイヤーがさらなるアイデアを音にして投げかけたりなど、ニンテンドースイッチをステージにしてジャムるという面白い体験となりそうだ。開発元DETUNEの公式YouTubeチャンネルには、同社の佐野電磁氏がゲストを招いて“対戦”する様子など本作のプレイ映像が多数投稿されている。また本作のスペシャルサイトでは、佐野氏原作のオリジナルマンガ「スーパー作曲ボーイ ガジェ太」が公開されている。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。