『スカイリム』がSteamにて週末無料開放中。美しくよみがえった「スペシャルエディション」を半額で入手可能

Steamにて『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』のフリーウィークエンドが実施中。同時に週末セールとなっており、定価の50%オフの2100円で購入可能だ。『スカイリム SE』は2016年10月28日に、それまでの『The Elder Scrolls V: Skyrim Legendary Edition』をアップグレードするかたちで登場した。

Steamにて『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition(以下、スカイリム SE)』のフリーウィークエンドが実施中。同時に週末セールとなっており、定価の50%オフの2100円で購入可能だ。

まず、『スカイリム SE』をプレイするまえに知っておいたほうが良いであろう、ゲーム前史をおさらいしておこう。『スカイリム SE』の物語は、前作『The Elder Scrolls IV:Oblivion』から200年後、第四紀のスカイリム地方を舞台としている。前作で描かれたオブリビオン危機の後、急速に力を失った帝国はアルドメリ自治領との大戦に苦戦を強いられていた。帝国はスカイリムの軍勢らとともに抵抗するも、帝都は陥落し皇居も破壊されてしまう。過去と未来のすべてが記録されているとされるエルダースクロールズは帝都から消失し、タムリエル中へ散逸する。帝国はかろうじて帝都奪還に成功するも、戦争の継続はままならず、アルドメリ自治領との間に休戦協定「白金協定」を締結。大戦は終結する。

しかし、協定には死後に神タロスとなって信仰を集めた初代皇帝タイバーセプティムへの崇拝を禁止する条項が含まれており、タイバーセプティムの出生地であるスカイリムの反発を招いてしまう。それまで帝国に恭順を示していたスカイリムだったが、帝国やアルドメリ自治領連合政府サルモールへの抵抗を示す者たちによって反乱軍ストームクロークが結成され、スカイリムは内戦の時代へと突入していく。そして反乱軍のリーダーであるウルフリック・ストームクロークの処刑が行われようとした時、姿を消していたドラゴンが復活。ドラゴンを倒すことができるのは、伝説のドラゴンボーン、すなわち「あなた」だけなのだ。

『スカイリム SE』は2016年10月28日に、それまでの『The Elder Scrolls V: Skyrim Legendary Edition』をアップグレードするかたちで登場した。過去のDLCを含んでいることはもちろん、リマスターによるグラフィックの向上と、64ビット環境への移行が大きな違いとなる。PCゲーマーにとっては、4K解像度への対応やModの動作が安定する64ビット化など「Special Edition」がもたらした恩恵は大きいといえるだろう。

『スカイリム SE』にはほかにも、昨年9月に「サバイバルモード」が追加されCreation Clubを通じて提供されている。「サバイバルモード」には空腹、疲労、寒さ、暖かさ、冷水、疾病、状態異常といった概念の追加、高速移動と体力自動回復の無効、レベルアップに睡眠が必要、持ち運び重量の大幅減少、治療のための祠の有料化、吸血鬼・ウェアウルフの能力変更などが含まれている。「サバイバルモード」の詳細については弊誌記事を参照していただきたい。

『スカイリム』では弊誌でもお伝えした「Skyblivion」や「Beyond Skyrim: Morrowind」といった大型Modの開発が現在も活発に行われている。2011年のゲームではあるが、現在でも『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』(今回のセールでは対象外)やNintendo Switch版が発売されるなど、高い評価を受けたそのゲーム性は今なお色あせていない。未プレイの方は是非フリープレイを楽しんでいただき、気に入れば2100円で購入するのもいいだろう。

Steamでは他にも、先日弊誌でも興味深いイースターエッグをご紹介した『ゴーストリコン ワイルドランズ』も2日までフリープレイを実施している。また、Xbox Oneでも上記2作品に加え『Halo 5: Guardians』がゴールド限定で週末フリープレイを実施している。

Masahiro Yonehara
Masahiro Yonehara

ゲーム世界の散策とスクリーンショット撮影を趣味にしています。コア、カジュアルを問わず、ハードルが低く奥が深いゲームに惹かれます。

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