化け物の姫と盲目の王子の、優しくも切ない物語『嘘つき姫と盲目王子』テーマソングを披露するイメージムービーが公開

日本一ソフトウェアは本日4月3日、新作アクション・アドベンチャーゲーム『嘘つき姫と盲目王子』のイメージムービーを公開した。この映像では、本作のゲーム画面と同じくペンで描かれたような独特のタッチのビジュアルを活かした演出で、初披露となるテーマソングと共に本作の世界観や物語を表現している。

日本一ソフトウェアは本日4月3日、新作アクション・アドベンチャーゲーム『嘘つき姫と盲目王子』のイメージムービーを公開した。この映像では、本作のゲーム画面と同じくペンで描かれたような独特のタッチのビジュアルを活かした演出で、初披露となるテーマソングと共に本作の世界観や物語を表現している。

『嘘つき姫と盲目王子』は、狼に似た人食いの化け物と、人間の王子とのふれあいを描く物語である。狼の化け物は恐ろしい姿に似合わず美しい歌声を持っており、月夜のたびにその歌声を森に響かせていた。そして王子は、誰が歌っているかは知らず、狼の歌を聴きに森へ通う。しかしある日、歌声の主を一目見ようと近づいてきた王子を、狼は誤って傷つけてしまう。大きな爪のついた狼の手は、誰かに優しく触れるにはあまりにも不向きだったのだ。かくして王子は盲目になってしまう。

心を痛めた狼は、森の奥に住む魔女に会い、人間の姫の姿に変身する魔法を授かる。この姿であれば、王子に触れても傷つけることはない。そして王子に、魔女にその目を治してもらおうと提案する。しかし、魔女が願いを叶えるのは「自分がもっとも大事にしているもの」を差し出した者だけ。狼は人間の姿を得るために、王子が大好きだった美しい歌声を差し出していた。そして狼は偽りの姿で王子の手を取り、一方の王子は正体は化け物だとは知らないまま歌声の主と共に旅をする。

*3月に公開されたプロモーションムービー

今回公開された映像内で流れている曲は、『アルトネリコ』シリーズなどゲーム作品への楽曲提供もおこなう歌手で作編曲家の志方あきこさんによる、本作のテーマソング「月夜の音楽会」だ。志方さんは、今回の楽曲制作について次のようにコメントしている。

[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=””]まるで絵本の中に迷い込んでしまったような…、
そんな個性的な世界観の作品に関わらせて頂けて光栄です!
登場するコケティッシュなキャラクター達に、見ているとどこかノスタルジックな気持ちになる美しい背景達、読み進めていくうちにじんわりと心に灯がともる、切なくもあたたかな物語。
これらがぎゅっと詰まったこの魅力的な世界には、どんな旋律や音色、言葉が似合うのだろうか…
と、わくわくしながら歌曲の制作を進めました。
ED曲「月夜の音楽会」がこの風変わりな森の優しい物語を紐解いていく、
そのお手伝いが出来ましたらとても幸せに思います![/perfectpullquote]

『嘘つき姫と盲目王子』は、ステージクリア型のアクションゲームとなっており、プレイヤーは狼の化け物を操作し、狼と人間の少女の姿を使い分け、NPCである王子を導きながら、森の奥にある魔女の館を目指す。本作は、PlayStation 4/Vita/ニンテンドースイッチ向けに5月31日発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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