プレイヤーは全員“盲目”、音で視て戦うマルチFPS『Muffled Warfare』発表。サウンド指向型ホラー『Stifled』開発元が手がける

シンガポールのインディースタジオGattai Gamesは4月1日、『Muffled Warfare』を発表した。対応プラットフォームや発売時期は未定。『Muffled Warfare』は、次世代向けの対戦型FPSだ。本作では、対戦に参加するプレイヤーは全員が盲目という一風変わった設定となっている。

シンガポールのインディースタジオGattai Gamesは4月1日、『Muffled Warfare』を発表した。対応プラットフォームや発売時期は未定。4月1日というエイプリルフールでの発表となったが、Gattai Gamesは今作の発表はジョークではない強調している。

『Muffled Warfare』は、次世代向けの対戦型FPSだ。本作では、対戦に参加するプレイヤーは全員が盲目という一風変わった設定となっている。目が見えないからには「音」を手がかりに戦うわけであるが、かといって画面が真っ暗というわけではない。ゲーム画面は、盲目の人から見た世界という設定になっており、自分と敵はともに音を発すればその周囲が“視える”わけだ。響き渡る足跡、そして大きな銃声は自分の居場所を知らせる合図となる。相手を倒すためにうまく静寂を調律する必要があるだろう。

Gattai Gamesは、昨年PlayStation VR向けに『Stifled』をリリースしていた。『Stifled』は、同じく「音」をテーマとしたホラーアドベンチャー。主人公は盲目であり、目の見えない状態で世界を彷徨う。マイクを用いて物音を立てることで、周囲の状況がわかるようになる。一方で音を立てることによりモンスターをおびき寄せることにもなる。同ジャンルには『Perception』という作品が存在しており、こちらをご存知の方もいるだろう(関連記事)。今回発表された『Muffled Warfare』では、『Stifled』と同様のビジュアルおよびゲームデザインが採用されており、前作で培われたノウハウが生かされるだろう。

前作がPlayStation VRでリリースされただけに同プラットフォームで発売してほしいという声が集まっている。しかしGattai Gamesは、Twitterにて「VR向けになるかどうかはわからない」「VRは好きだけど、経済的にうまくいかない」と消極的な姿勢を見せており、同ハード向けに発売されるかは不透明なようだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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