Atariの新型ゲームハードAtaribox、正式名称が「Atari VCS」に決定。Atari 2600風のジョイスティックなど対応コントローラーも披露

Atariは3月19日、現在開発中の新型ゲームハード「Ataribox」について、正式名称を「Atari VCS」とすると発表した。この名称は、Atariが1977年に発売したゲームハード「Atari 2600」に当初付けられていたモデル名「Atari Video Computer System」に由来する。AtariboxあらためAtari VCSは、横に何本も引かれた溝や木目調パーツ(一部モデル)など、Atari 2600を彷彿させる筐体デザインを採用している。Atariは、当時を知るファンのみならず、新しいファンからも良い反響を得ているとしており、そうした流れから正式名称も決まったのかもしれない。

これまではAtari VCSの本体のみが公開されていたが、今回新たに対応コントローラーのプロトタイプが2種類披露された。ひとつはシンプルなジョイスティックメインのタイプで、これはAtari 2600用のジョイスティックをイメージし、モダンにアレンジしたものだ。特徴的だった左上の赤色のボタンも再現されている。ジョイスティックの手前には、ホームボタンとバックボタンが追加されている。Atari VCS向けにはAtariのレトロゲームが配信される予定であるため、当時と同じ感覚でプレイしたいユーザーにはうってつけだろう。

そしてもう一つは、Xbox OneコントローラーやNintendo Switch Proコントローラーのようなスタイルの、現代的なゲームパッドである。中央に何らかのインジケーターが確認できるが、特にクセのない使いやすそうなレイアウトである。写真では見え難いが、バンパー部にはトリガーボタンも備えている。Atari 2600用ジョイスティックの赤ボタンをイメージしてか、左のアナログスティックだけ赤色のトップパーツが使用されている点は面白い。Atariは、Atari VCSは“レトロボックス”に終わらないデバイスであるとしており、パートナーと共に新作ゲームも提供するとしている。このゲームパッドなら、ほかのコンソールと同じように、どのようなジャンルのゲームにも対応できそうだ。

今回披露されたAtari VCSのロゴ。レトロなものと最新のものを組み合わせる本機のコンセプトを表している

Atari VCSでは、リビングのテレビと組み合わせて使うデバイスとして、ビデオのストリーミング視聴や音楽を聴いたりなど、ゲームだけでなくさまざまなアプリも提供するとのこと。また、Linuxを搭載したオープンなプラットフォームとして設計されており、ユーザーによるカスタマイズも自由だという。

もともとは、Indiegogoでのクラウドファンディングを通じて昨年秋から予約販売をおこなう予定だったが延期されている。Atari幹部のMichael Arzt氏は、すべてを完璧に準備する時間が必要だったとし、延期は難しい決断だったと振り返る。そしてAtari VCSというブランドと周辺機器を披露した今回、新たな予約開始時期を今年4月に設定したと発表された。価格は未発表だが、昨年の時点ではスペックなどのバリエーションにより249ドルから299ドル(約2万6000円から3万2000円)になるだろうとされている。

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