過酷な戦場をアニメ調で描くRPG『Long Gone Days』3月29日に早期アクセス版配信へ。日本語はアップデートにて対応予定

チリのインディーデベロッパーBURAは、『Long Gone Days』の早期アクセス版をSteamにて3月29日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC。『Long Gone Days』は、以前弊誌でも紹介した戦争をテーマとしたロールプレイングゲームだ。舞台は、戦争が差し迫る時代。

チリのインディーデベロッパーBURAは、『Long Gone Days』の早期アクセス版をSteamにて3月29日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC。正式リリースは2019年初頭(2018年Q4)を予定している。早期アクセス版販売開始時の対応言語は英語のみだが、弊誌がBURAに問い合わせたところ、同スタジオは日本語をアップデートに追加することを計画中であると語った。テキストが多く言語対応が重要な作品であるだけに、その点を重視しており、特に日本語には優先度を高くしているという。すでに、有名なローカライズ会社との話し合いがおこなわれているとのこと。

『Long Gone Days』は、以前弊誌でも紹介した戦争をテーマとしたロールプレイングゲームだ。舞台は、戦争が差し迫る時代。初の任務につき主人公Rourkeは、国の司令本部の闇の部分を知ったことにより任務を放棄することを決断する。各地を探索し人々との絆の育みを経て、Rourkeは目前とした戦争と衝突に対し、自分なりの方法で立ち向かっていく。

ゲームとしては、フィールドを冒険しイベント発生させ、時に敵と戦闘しつつ進めていく。いわゆる一般的なRPGと同様のものになるようだ。ただし戦闘についてはやや特殊だ。戦闘はターン制でキャラクターの行動を選択していくコマンドモードと、隠れて敵を狙撃するスナイパーモードに分かれているからだ。前者のコマンドモードでは、攻撃の際には敵の部位を選択するといった戦略性が求められる。一般的なRPGの戦闘に近いと考えればいいだろう。後者のスナイパーモードでは、敵をエイミングで狙撃する。利用する場面は限られそうであるが、より戦場の臨場感が味わえるだろう。本作にはランダムエンカウントは採用されていない。シナリオ上で重ねられる戦闘は限られており、育成よりも戦術が重要になるという。

また本作ではパラメータのひとつとして「士気」という概念が存在する。プレイヤーの行動選択によって変化するこの要素は、戦闘中のキャラクターのパフォーマンスに強く影響する。士気が高ければクリティカル攻撃を繰り出し、回避能力が上昇する。反対に士気が低いと攻撃の正確性と防御力が低下し、ゼロになってしまうと戦意を喪失することになる。戦況を有利にするためには日々の士気のコントロールが重要となるのだ。

弊誌で『Long Gone Days』を紹介したのは2016年8月であるが、トレイラーを見る限り、その頃よりもビジュアル・サウンドともに大きくパワーアップしている印象だ。同映像では、魅力的なビジュアルを誇るアニメ調のキャラクターの描写もさらに洗練されている。早期アクセス版が販売される日が楽しみだ。

本作は、早期アクセス版はPCのみのリリースであるが、正式リリースした暁にはコンソール版も発売したいとしている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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