Atariの往年のゲームをまとめた『Atari Flashback Classics』ニンテンドースイッチ版が発表。『ポン』や『ミサイルコマンド』などを収録か
Atariは3月8日、アメリカ・サンフランシスコで今月19日から23日にかけて開催されるゲーム開発者向けイベントGDC 2018に出展することをプレスリリースを通じて明らかにした。このイベントで同社は、いま開発中のゲームなどの最新情報を提供するとしているが、それに先立っていくつか新情報が明かされている。
Atariは今年1月、『RollerCoaster Tycoon』シリーズの新作にてニンテンドースイッチに参入することを明らかにしていた(関連記事)。そしてさらに、『Atari Flashback Classics』もニンテンドースイッチ向けに発売すると発表した。両作ともに今年のクリスマス商戦に合わせて投入するという。
『Atari Flashback Classics』は、『PONG』や『Centipede』『Missile Command』『Asteroids』『Star Raiders』など、同社がかつてリリースした往年の名作の数々をまとめた作品だ。同名のタイトルとしては、海外PlayStation 4/Xbox One向けに第2弾までシリーズ展開されており、それぞれ50本ものゲームが収録されている。解像度の向上や、オンラインプレイへの対応などが施され、現代的な環境で懐かしいレトロゲームを堪能できる。また今年1月には、PS4のトロフィー情報から第3弾の噂も浮上しており、まだまだカタログは拡大するようだ。
ニンテンドースイッチ版『Atari Flashback Classics』にはどのようなタイトルが収録され、どのような仕様となるのかはまだ判明していない。基本的には他機種版と同様の内容になることが予想できるが、GDCでの正式発表を待ちたい。ニンテンドースイッチ向けには、『ナムコミュージアム』や『ロックマン クラシックス コレクション』など、同様のコンセプトのタイトルがリリースされている。『Atari Flashback Classics』については国内発売されるかどうかは微妙なところだが、レトロゲームファンにとっては、また新たな注目作が増える形となった。
またAtariは、Linuxベースの新型ゲームハード「Ataribox」を開発中で、Indiegogoにてクラウドファンディング・予約販売をおこなう計画だが、当初の予定から延期されている(関連記事)。GDCでは、その最終的なスケジュールも発表する予定とのこと。Atariboxはゲームだけでなく、アプリや音楽なども利用できるオープンなプラットフォームだとされており、こちらも注目を集めそうだ。