『Castle Crashers』開発元によるターン制シミュレーション『Pit People』Steamにて正式リリース。日本語表示に対応

The Behemothは3月3日、Steamにて昨年1月から早期アクセス販売をおこなっていたターン制シミュレーションゲーム『Pit People』を正式リリースした。『Pit People』を手がけたThe Behemothは、『Castle Crashers』や『BattleBlock Theater』などのアクションゲームで知られるインディースタジオで、個性的でかわいいアートスタイルや、ブラックジョークが織り交ぜられたシナリオは彼らならではだ。

The Behemothは3月3日、Steamにて昨年1月から早期アクセス販売をおこなっていたターン制シミュレーションゲーム『Pit People』を正式リリースした。これを記念して価格は1480円に据え置かれているが、3月14日には19.99ドル(約2000円)へと値上げされる予定だ。なお、海外で発売されているXbox One版も同じく正式リリースを迎えた。ゲームは日本語表示に対応している。

『Pit People』の舞台は、宇宙規模サイズの“よくわからんクマ”が衝突し、エメラルドグリーンの血が雨のように降り注ぐ星だ。大混乱に陥り、人間やモンスターの争いが絶えない中、プレイヤーは家と家族を失った農夫Horatioとして旅を始める。本作のゲームモードにはストーリーモードと対戦モードがあり、ストーリーモードは1人プレイ、もしくは2人での協力プレイ(ローカル・オンライン両対応)に対応している。

本作はシンボルエンカウント式で、ワールドマップに表示された敵と接触することでバトルが開始する。バトルシステムはシンプルにまとめられており、基本的にはヘクスマップ上でキャラクターの移動先を指示するだけだ。すると、装備している武器の射程に応じて範囲内の敵を自動で攻撃してくれる。複数の敵が範囲内にいる場合も、どちらを攻撃するかは自動で選択されるため、任意の敵を攻撃したい場合は移動先を調整するなどして工夫する必要があるだろう。

ストーリーを少し進めると、拠点となる街にたどり着く。ここでクエストをもらってマップに繰り出し、イベントをクリアして報酬を得てはキャラクターを強化するのだ。物語を進める中では、さまざまな事情を持ったキャラクターが仲間になるほか、バトル中に敵キャラクターを捕らえて仲間にすることができるようになり、パーティーメンバーの変更なども街でおこなう。また、街の中にはピット(闘技場)があり、最大4人(2対2)での対戦モードはここからプレイできる。

なお、ゲームを始める際には「ノーマルモード」か「パーマデスモード」かを選択する。パーマデスモードは、キャラクターが死んでしまうと二度と返ってこないため、メインキャラクターが死んでしまうとストーリーが進行不可能になるハードなモードであるので注意してほしい。今回の正式リリースにあたっては、各種修正や調整のほか、ストーリーモードの最後のクエストや、ボーナスミッションが複数含まれた新たなマップなどが追加されている。詳細は公式サイトを参照してほしい。

この『Pit People』を手がけたThe Behemothは、『Castle Crashers』や『BattleBlock Theater』などのアクションゲームで知られるインディースタジオで、個性的でかわいいアートスタイルや、ブラックジョークが織り交ぜられたシナリオは彼らならではだ。ターン制シミュレーションゲームを手がけるのは初めてだが、本作は現時点でSteamにて96パーセントが好評とする「圧倒的に好評」を得ている(早期アクセス期間中の評価を含む)。

なおThe Behemothは、3月8日午前3時からRedditにてAMAを実施し、ファンからの質問に答える予定だ。『Pit People』や過去のゲームなどについて聞いてみたいことがあれば質問してみてはいかがだろうか。同スタジオには日本人スタッフもいるので、もしかしたら日本語で書き込んでも対応してくれるかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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