『クロノ・トリガー』Steam向けに配信開始。あの名作がPC向けに蘇る、「次元のゆがみ」「竜の聖域」も収録

スクウェア・エニックスは本日2月28日、Steam版『クロノ・トリガー』を発表すると同時に配信を開始した。価格は1944円。4月2日までに購入したユーザー向けに、「風の憧憬」「時の回廊」といった人気曲から構成されるメドレーや、作曲家である光田康典氏からの特別メッセージ、最大2560x1600サイズのPC用壁紙が同梱されるという。

スクウェア・エニックスは本日2月28日、Steam版『クロノ・トリガー』を発表すると同時に配信を開始した。価格は1944円。4月2日までに購入したユーザー向け特典として、「風の憧憬」「時の回廊」といった人気曲から構成されるメドレー、作曲家である光田康典氏からの特別メッセージ、最大2560×1600サイズのPC用壁紙が同梱されるという。

『クロノ・トリガー』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1995年にスーパーファミコン向けに発売したRPG。キャラクターデザインは「ドラゴンボール」の鳥山明氏が担当。『ドラゴンクエスト』の堀井雄二氏がシナリオ監修を務め、『ファイナルファンタジー』が製作総指揮を担当する、著名クリエイターが参加するドリームプロジェクトであった。

楽曲は光田康典氏と植松伸夫氏が手がけたほか、北瀬佳範氏や高橋哲哉氏、そして野村哲也氏ら現在でも第一線で活躍する、旧スクウェアの開発者が多数参加していることも特徴である。こうした豪華な顔ぶれに、作品の評価も負けていない。時間軸を移動する重厚なシナリオや個性や強いキャラクター、ファンタジー世界を構築するBGMなど多岐にわたる部分で高い評価を獲得した作品だ。

今回のSteam版は、最大1920×1080の解像度に対応しており、コントローラーの操作およびトレーディングカードに対応。もちろん日本語で遊ぶこともできる。そのほかにも、2008年に発売されたニンテンドーDS向けリメイク版より実装された、ランダムに生成マップを織り交ぜた「次元のゆがみ」やさまざまな依頼をこなし装備を手に入れていく「竜の聖域」が収録されている。

Steamレビューや海外メディア(USgamer)からは、本作がモバイル版のベタ移植であることが指摘されている。その影響もあってかフォントが世界観と合っていない、ユーザーインターフェースがPCでのプレイに最適化されないといった評価を受けている。ゲーム内容への評価は揺るぎない作品であるものの、こうした指摘があることを留意して購入する必要があるだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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