牧場シミュレーション『Stardew Valley』開発元の次回作はすでに制作進行中。以前言及された「世界観を共有した別作品」か

『Stardew Valley』を手がけたConcernedApe(Eric Barone氏)は、次回作に着手しており開発を進めていることをTwitterにて報告した。『Stardew Valley』の発売2周年となる本日2月27日に、あらためて現状を報告する投稿をおこなった。そして自身の秘密のプロジェクト(次回作)が進んでいることを報告した。

Stardew Valley』を手がけたConcernedApe(Eric Barone氏)は、次回作に着手しており開発を進めていることをTwitterにて報告した。『Stardew Valley』の発売2周年となる本日2月27日に、あらためて現状を報告する投稿をおこなった。2年の歳月は短くも長くもあったが、ここまでこられて嬉しいとユーザーに感謝の意を述べる。そしてマルチプレイの実装が近づいているとともに、自身の秘密のプロジェクト(次回作)が進んでいることを報告した。さらにほかにもなんらかのプロジェクトが動いていることも示唆している。

Eric Barone氏が次回作に言及したのは今回が初めてではない。昨年10月に実施されたredditのAMAにて、次回作の構想を明かしていた。『Stardew Valley』の続編や関連作にはならないものの同じ世界観を共有する作品になる予定であり、同作を作る時と同じような意気込みで作りたいと語っていた。また『Stardew Valley』と同じことをするのではなく、開発で得たノウハウで新たなユニークなものを作りたいとも述べていた。前回のAMAからそう年月が経過していないこともあり、この「同じ世界観を持つ、前作とは異なるタイプの新作」が本格的に始動していると考えてよさそうだ。

『Stardew Valley』は牧場を経営するシミュレーションゲームだ。初期の『牧場物語』作品をリスペクトした作品になっており、プレイヤーは牧場を耕したり動物を飼育したり、山へおもむき採掘したり、住民と仲良くし恋仲になったりするなど、自由な暮らしを満喫することができる。かわいらしい見た目に反してやりこみ要素も充実しており、その自由度と熱中度が好評を博した。Eric Barone氏の処女作ということもあり発売時の知名度は高いとはいえなかったものの、クチコミにより発売から2か月足らずで100万本を売り上げた。現在の売り上げは公開されていないものの、推定で350万本以上を販売したとされている(VentureBeat)。

ちなみに前述した『Stardew Valley』のマルチプレイは、ネットワーク環境の実装は済んでおり、デバッグ中。近日QAテストを開始する予定があることが2月15日に報告されている。QAテストが終われば、マルチプレイのベータを計画中。こなすべきステップを多いが、リリースが近いというのは間違いなさそうだ。マルチプレイについては、PCおよびニンテンドースイッチを優先的に実装し、のちのPlayStation 4/Xbox One向けに実装すると発表されていたので、このあたりの続報も待ちたいところ。

Eric Barone氏が『Stardew Valley』の制作に費やした時間は4年半にものぼる。当時とは状況は変わっていると予想できるが、遠くない未来に実装されるであろうマルチプレイを楽しみつつ、のんびりと氏の次回作を待つのがよさそうだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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