『メタルギア サヴァイヴ』配信開始。亡者が彷徨う異世界からの帰還を目指すスピンオフ作品
コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は2月21日、サバイバルアクションゲーム『メタルギア サヴァイヴ』を発売した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)、通常版の希望小売価格は4980円となっている。
本作で描かれるのは、『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』後の、あり得たかもしれないもうひとつの擬史。マザーベース上空に巨大なワームホールが発生し、基地もろとも兵士たちが飲み込まれてしまった。ワームホールの先に広がっていたのは、ディーテと呼ばれる異次元世界である。未知の生命体に寄生され姿を豹変させた元人間、通称ワンダラーが徘徊する地獄のような場所だ。主人公の目的は、ディーテ世界に送り込まれ消息を絶った調査部隊の研究データの回収と生存者の救出。そして元の世界への帰還である。
シングルプレイキャンペーンでは、まず調査部隊が残していったベースキャンプに到達し、拠点の再建に当たる。周辺を探索しつつ、元の世界から漂流してきた資源・資材を手当たり次第に収集。それらを元にベースキャンプのクラフト台で武器やアイテムをクラフトする。また本作ではサバイバル要素として、ライフとスタミナの他に空腹と喉の渇きパラメーターが存在する。空腹とライフの上限値、喉の渇きとスタミナの上限値は比例する。任務を遂行するためにも、動物を狩り、草花を摘み、飢えを凌ぐのだ。
ベースキャンプではクラフト台の他に雨水タンク、シェルター、野菜畑、動物飼育設備などを設置できる。探索中に救出した漂流者たちをクルーとして管理し、役割を与えることで運営効率を上げていく。拠点防衛ミッションに備えるため、フェンスやバリケードで設備を守ることも忘れてはならない。キャラクターのレベルアップや装備品の変更も、このベースキャンプで行うことになる。
ディーテ世界の大部分は「塵の海」と呼ばれる、微細な粒子で構成された有毒の霧で覆われている。「エアタンク」を装着すれば「塵の海」内を探索できるようになるが、持ち運べる酸素には限りがある。のんびりとはしていられない。なお携行アイテムの総重量が限界値を超えると移動能力が低下。さらにキャラクターが死亡するとその場に「ロストダンボール」を落とし、ベースキャンプからやり直しとなる。ゲームオーバーを繰り返す前に遺留品を回収しないと、ダンボールごと消滅してしまう。
シングルプレイキャンペーンを途中まで進めると、Co-opミッションが解放される。最大4人のプレイヤーで挑む「サルベージミッション」では、ウェーブ形式で押し寄せるワンダラーの大群からエネルギー採掘装置を防衛することに。武器やトラップを駆使して採掘完了まで拠点を守りきればミッション成功。さまざまなクリア報酬が手に入る。Co-opミッションで物資を充実させ、シングルプレイキャンペーンで役立てていくのだ。戦闘を繰り返していくうちに、徐々に強力なクリーチャーと対峙することになるだろう。
「潜入・防衛・生存」の融合を図る『メタルギア サヴァイヴ』。2月23日から3月13日にかけてはログインボーナスとしてゲーム内通貨「SVコイン」が付与される。また3月以降は新ルールのCo-opイベントが開催される予定だ。