『Fortnite』同時接続ユーザ数340万人を達成。『PUBG』と共に成長し続けるバトルロイヤル界の二大巨頭

Epic Gamesの『Fortnite』が2月4日に同時接続ユーザ数340万人の大記録を達成した。参考としては、バトルロイヤルゲーム『PUBG』は1月にPC版だけで同時接続ユーザ数323万人を記録している。2018年に入ってからも二大巨頭による抜きつ抜かれつの関係が続いているようだ。

Epic Gamesの『Fortnite』が2月4日に同時接続ユーザ数340万人の大記録を達成した。PC版単体での数字なのか、コンソール版を含めた合算値なのかは不明である。ただEpic Gamesは「世界最大のPC/コンソールゲームかもしれない」と表現していることから、合算データである可能性が高い。参考として、バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)は1月にPC版だけで同時接続ユーザ数323万人を記録している(Steam Charts)。条件が揃っていないためどちらの数字が上なのか特定できないものの、2018年に入ってからも二大巨頭による抜きつ抜かれつの関係が続いているようだ。

※1月に公開されたリリース100日記念の映像

快挙となる数字ではあるが、公式サイトに記載されているのは喜びの言葉ではなく、度重なる接続障害に対する振り返りと今後の対策である。本作では2月3日から2月4日にかけて、大規模な接続障害が発生していた。その原因はプレイヤーの大幅な増加であり、急速なスケーリングに苦戦している様子が詳細に記されている(専門知識のある方にはぜひ『Fortnite』チームに参加して欲しいという求人も)。プレイヤー人口の増加に伴うスケーリングと戦っているのは『PUBG』も同じで、12月に正式リリースを迎えてからも何度かサーバダウンを経験している。開発陣の期待を上回る人気爆発が招いた、嬉しくも悩ましい悲鳴である。

『Fortnite Battle Royale』は、空高く舞い上がるジャンプパッドや、相手がたまらず踊りだすブギーボムといったコミカルな新アイテムを次々と導入することで独自路線を突き進んでいる。『PUBG』との住み分けができているというのも、成功要因のひとつだろう。マップの大幅な見直しや期間限定イベントの開催など、コミュニティの活性化に繋がる施策にも事欠かない。近々では2月8日にバレンタインイベントが開幕し、バレンタイン仕様のキャラクタースキンやクロスボウが追加されている。PvEコンテンツ「Save the World」においても、近日中に期間限定クエスト(『Fortnite』流ラブストーリー)やバレンタイン仕様の新ヒーローが登場する予定だ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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