Focus Home Interactiveは1月30日、『Insurgency: Sandstorm』の最新トレイラーを公開した。本作はNew World Interactiveが開発したマルチプレイFPS『Insurgency』の大幅なオーバーホールを目指すスタジオ最新作。ゲームエンジンは前作のSource EngineではなくUnreal Engine 4を採用しており、PCだけでなくPlayStation 4/Xbox One向けの発売も予定されている。
2014年に発売された『Insurgency』は、『Half-Life』Modとして生まれた同名タイトルをスタンドアロン化したもの。新作となる『Insurgency: Sandstorm』では、Unreal Engine 4の力によりグラフィックが進化を遂げるだけでなく、弾道落下や弾速といった概念が追加されることでタクティカル・シューターとしての奥深さが増すという。新機能としてキャラクターのカスタマイズやランクマッチが搭載されるほか、『Day of Infamy』で登場した爆撃・砲撃の支援要請も使えるようになる。
New World Interactiveの過去作『Insurgency』『Day of Infamy』ではゲームモードが無数に用意されており、プレイヤー人口が細かく分断されてしまう傾向にあった。その点、新作ではPvP/Co-opともにゲームモードが3つに絞りこまれている(公式ブログ)。ローンチ時に実装されるPvP向けのモードは、オブジェクティブベースの「Push」「Firefight」「Capture the Base」。新たに加わった「Capture the Base」では、新要素として運転可能な車両が登場する。一方、Co-opのゲームモードは「Checkpoint」「Operation」「Outpost」の3つで、初登場となる「Operation」の詳細については後日発表される。
なお2016年2月に本作が発表された当初は、目玉のひとつとしてソロ/協力プレイ対応のキャンペーンモードが追加される予定であった。しかしながら上記の公式ブログにて、2018年内というリリース目標を達成するため、開発が一時中断された旨が述べられている。計画されていたキャンペーンモードの内容は、現代イラクを舞台に現地女性兵や元米軍兵の物語が紡がれるというもの。開発を再開するかどうかは、リリース後に検討されるとのことだ。
リアル志向FPS『Insurgency: Sandstorm』の対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One(Mac/Linuxサポートは延期)。発売時期は2018年内を予定している。ちなみに開発元のNew World Interactiveは、今回発表されたトレイラー以外にも、ゲームメカニックを紹介する動画を定期的に公開している。2017年に公開された以下の映像では、刷新されたリロードシステムの説明、および支援要請により呼び出された戦闘ヘリの撃墜シーンが描かれている。