『Until Dawn』の前日譚となるPSVR専用ホラーアドベンチャー『The Inpatient -闇の病棟-』発売。今度は心理的な怖さを追求

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは1月25日、『The Inpatient -闇の病棟-』をPlayStation 4のPlayStation VR専用タイトルとして発売した。ダウンロード専用で、価格は4212円(税込)。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは1月25日、『The Inpatient -闇の病棟-』をPlayStation 4のPlayStation VR専用タイトルとして発売した。ダウンロード専用で、価格は4212円(税込)。本作は、『Until Dawn -惨劇の山荘-』や『Until Dawn: Rush of Blood』の開発元として知られるSupermassive Gamesが手がけたVRホラーアドベンチャーゲームだ。

ゲームを始めると、プレイヤーはブラックウッド療養所と呼ばれる施設の薄暗い一室で目を覚ます。そして療養所の所長だという年老いた男性が現れ、自分が何者であるか覚えているかと問いかけてくる。しかし主人公は記憶を失っており、自分自身のことはおろか、なぜこの場所にいるのかさえも覚えていない。プレイヤーはゲームを進める中で、こうした謎を解き明かし真実にたどり着くことを目指す。

療養所内では所長以外に、看護士やほかの入所者らと会話を交わしながら、情報を集めて謎に迫っていく。会話シーンでは、アドベンチャーゲームのように回答を選択肢の中から選ぶ形になっており、その選択によって相手の反応やストーリーの展開が変化し、最終的にはまったく異なるエンディングを迎えるという。こうしたバタフライ効果は『Until Dawn』でも前面に打ち出していたが、本作でもその手法を受け継いでいるようだ。ゲームはPlayStation Moveでのモーションコントロール操作に対応しており、物を掴んだりする際の自然な手の動きを再現している。また、音声はバイノーラル録音されているため、ヘッドフォンをしてプレイすることで、より没入感を高めることができる。

この『The Inpatient -闇の病棟-』は、『Until Dawn』の前日譚として制作され、同作の60年以上前となる1950年代を舞台にしている。Supermassive Gamesによると、今回は心理的な怖さにより重点を置いた作品に仕上がったという。なお、ストーリーやキャラクターなどに直接的な繋がりはないため、『Until Dawn』を未プレイでも楽しめる作品となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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