日本一ソフトウェアが『嘘つき姫と盲目王子』を発表。姫に化けた魔物と盲目の王子の恋の物語


日本一ソフトウェアは1月18日、今年7月までに発売予定の同社の新作タイトルを社長・新川宗平氏が紹介する動画を公開し、その中で『嘘つき姫と盲目王子』を発表した。プラットフォームや発売時期は不明。本作は手描きの絵本のようなタッチのビジュアルが特徴で、お姫さまに化けたモンスターと、目の見えない王子さまとの異種間交流をテーマに、切ない恋の物語を描く作品になるという。

ゲームの詳細は近日中に公開されるとのことだが、今回披露されたコンセプトアートなどからは、おどろおどろしくも、どこか温かみのある本作の雰囲気を感じることができる。恐ろしげなモンスターとは対照的に、お姫さまと王子さまは低頭身のかわいいキャラクターとして描かれており、王子さまは盲目であるが故か、周囲で起こる出来事に驚いたり怯えたりする弱気なキャラクターのようだ。一方のお姫さまは、タイトルにて“嘘つき”であるとされており、正体は魔物であるだけに想像を膨らませる。また一部のスケッチからは、お姫さまが王子さまの手を取り、リードしていくゲームプレイになることもうかがえる。

日本一ソフトウェアは、職種を問わず全社員からゲームの企画を募集する社内イベント「日本一企画祭」を定期的に実施しており、集まった企画の中から必ず1本は発売させるという取り組みをおこなっている。『htoL#NiQ-ホタルノニッキ-』や『夜廻』も、このイベントから生まれたタイトルだそうだ。そして今回発表された『嘘つき姫と盲目王子』は、昨年の日本一企画祭にてWebデザイナーの女性が提案した企画が元となり、開発が進められているという。

今回の発表の中では、『魔界戦記ディスガイア』シリーズ15周年を記念して、第一作を高解像度化するリメイク版が発売予定であることや、実写映像を取り入れた新作ホラーアドベンチャーゲーム『project Nightmare(仮題)』が開発中であることも合わせて明らかにされた。また、『魔界戦記ディスガイア』シリーズの次回作や、別のリメイク企画が進行中であることも示唆されている。