ひらめきパズルアクション新作『Scribblenauts Showdown』PS4/Xbox One/スイッチ向けに発表。新たな路線と開発元で発売へ

Warner Bros. Interactive Entertainmentは『Scribblenauts Showdown』を発表した。海外PlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに、3月9日に発売する。本作はパズル・アクションゲーム『Scribblenauts』シリーズの最新作だ。

Warner Bros. Interactive Entertainmentは1月16日、『Scribblenauts Showdown』を発表した。海外PlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに、3月9日に発売する。本作はパズル・アクションゲーム『Scribblenauts』シリーズの最新作で、マルチプレイでのパーティーゲームを前面に押し出した作品となる。

『Scribblenauts』シリーズは、プレイヤーが入力した単語が具現化するシステムが最大の特徴で、たとえば上に掲載したトレイラーでいうと「ハサミ」と文字入力すれば、ハサミがアイテムとして現れる。作品によっては形容詞にも対応し、たとえば「大きいハサミ」と入力すれば、文字どおり出現するハサミのサイズは大きくなる。目の前のお題に対して、「なにを出現させればクリアできるだろうか」というプレイヤーのイマジネーションの豊かさが試されるゲームである。『Scribblenauts Showdown』では3万5000語以上に対応するライブラリを用意しており、プレイヤーが書いたものは基本的に何でも具現化する事ができるという体験を提供する。

『Scribblenauts Showdown』には3つのゲームモードが収録される。まずメインの「Showdownモード」は最大4人での対戦プレイに対応しており、各プレイヤーはミニゲームで戦いながら、ボードゲームのようなスタイルでコマを進めてゴールを目指す。ミニゲームは「Wordy」と「Speedy」の2つにカテゴライズされており、まず「Wordy」に分類されたミニゲームでは、ちょうど上のトレイラーのように対戦相手が出現させたオブジェクトやキャラクターに打ち勝てるよう、お互いが知恵を絞るスタイルのゲームが収録される。一方「Speedy」のミニゲームでは、出題されたチャレンジを誰が一番早くクリアできるかを競う、アクション性の強いゲームとなるそうだ。

「Versusモード」では、25種類以上のミニゲームを1人プレイのCPU戦、もしくは2人対戦プレイで楽しめる。詳細はまだ不明だが、このゲームモードのミニゲームはプレイするたびに異なる体験になり、ノンストップで遊び続けられるようにデザインされているという。そして最後の「Sandboxモード」は『Scribblenauts』シリーズおなじみのゲームモードで、出題されたお題に対して解法となるオブジェクトを出現させ、スターを集めていくモードだ。正解は一つだけではないため、さまざまなアイデアを試す事ができる。8種類の新規ステージが収録されており、1人もしくは2人プレイに対応する。なお、プレイヤーキャラクターの見た目はカスタマイズ可能で、カスタマイズ用のアイテムはスターを獲得したり、各種目標を達成する事によって入手できる。

『Scribblenauts』シリーズは日本でも全作発売されているが、ローカライズされたのは最初の2作のみで、それぞれ『ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート』『スーパー スクリブルノーツ』としてコナミから発売された。どのようなアイテムが必要かを考え、文字を入力しなければならないというゲームの性質上、日本語に対応していないとなかなかハードルが高いため、『Scribblenauts Showdown』にも日本語版の発売を期待したいところである。

なお『Scribblenauts Showdown』の開発元は、シリーズを生み出し、これまで手がけてきた5th Cellではなく、AAAタイトルの開発協力実績を持つShiver Entertainmentとなる。5th Cellは、モバイル向けの『Scribblenauts: Fighting Words』が2年前に開発中止となったことを受けてレイオフを実施。いまも存続はしているようだが、スタジオの規模はかなり縮小されたと報じられている(Polygon)。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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