人気2Dアクション死にゲー続編『Super Meat Boy Forever』2018年に発売へ。操作は2ボタンのみのオートランゲームに

Team Meatは8月31日、2014年から開発を進めていた『Super Meat Boy Forever』について/ニンテンドースイッチ/PlayStation 4/Xbox One/モバイル向けに、2018年に発売すると発表した。前作からの大きな変更は、本作の操作はボタン2つのみでおこなうという点だ。

Team Meatは8月31日、2014年から開発を進めていた『Super Meat Boy Forever』について、PC(Steam)/Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)/PlayStation 4/Xbox One/iOS/Android向けに、2018年に発売すると発表した。本作は、同スタジオが2010年にリリースした2Dアクションゲーム『Super Meat Boy』の続編だ。

前作は肉塊の主人公Meat Boyが、悪者Dr. Fetusにさらわれた恋人Bandage Girlを救うというストーリーのもと、即死トラップが絶妙に配置されたステージをジャンプアクションで踏破していくという高難度ゲームだった。続編となる本作では、Meat BoyとBandage Girlの間にNuggetという名の子供ができている。そして、NuggetがDr. Fetusにさらわれてしまうことでふたたび救出劇が幕を開ける。

本作のゲーム画面を見ると、ややシンプルでポップなグラフィックになった印象だが、ステージ内には見覚えのある丸鋸トラップがそこかしこに配置されており、相変わらずの死にゲーであることがうかがえる。しかし、ただ新しいステージを用意して続編であると名乗っているわけではなく、いくつか大きな変更がおこなわれている。

もっとも大きな変更は、本作の操作はボタン2つのみでおこなうという点だ。前作では方向キーでMeat Boyの移動を操作できたが、本作では自動で走る。ゲームシステムとしてはモバイル向けの『スーパーマリオ ラン』や『レイマン ジャングル ラン』をイメージすると分かりやすいかもしれない。2つのボタンでは、ジャンプやジャンプアタック、スライディング、ダイブがおこなえる。ジャンプアタックをすると空中ダッシュのような形になるため、後述する敵の有無にかかわらず攻略には必須の技となりそうだ。また、本作ではMeat BoyだけでなくBandage Girlでもプレイ可能。2人に能力差があるのかどうかは不明だが、ステージ選択時に自由に変更できる。

さらに、本作ではステージ内に敵キャラクターがおり、ジャンプアタックやスライディングでのキックで倒していく要素が追加されている。ゲームプレイ映像を見ると、敵を倒すこと自体が目的というよりも、スムーズに倒していくことによってステージの攻略に繋がるレベルデザインになっていることがうかがえる。またジャンプアタックでは、敵だけでなく壁を壊すこともできるようだ。本作のステージは、あらかじめ用意された数百もの区画からランダムに選ばれ、組み合わさって一つのステージとなる。それぞれの区画は難易度別にカテゴライズされており、プレイヤーがステージをクリアすると、次は一段階上の難易度の区画を使ってステージが自動生成される仕組みだ。

自動で走ったり、ボタン2つのみで操作をおこなうということで、本作はモバイルでのゲームプレイを強く意識した仕様に変更されている。実際Team Meatは公式サイトで、ボタン2つとしたことで移植は容易になると認めている。しかし一方で、本作を「モバイルゲーム」や「オートランナーゲーム」と表現されることには強い拒否感を示している。彼らはPC/コンソール版を優先して開発しており、それが素晴らしいゲームに仕上がった後でモバイルへの移植を始めるとしており、モバイル版のためにPC/コンソール版のクオリティを落とすようなことはしないと語る。また本作ではただ走るだけでなく、敵を倒したりボスが登場したり、隠し要素があったり、あるいは難易度を細かく分けてそれぞれのプレイヤーに対応するなど、『Super Meat Boy』の続編として期待されるものはすべて詰め込んでいると主張している。

本作は2018年発売予定とされているが、Team Meatは夏までにはリリースしたいとしている。なお、米国任天堂が「Nindies Showcase Summer 2017」の中で本作を紹介した際に“Nintendo Switch先行発売”としていたが、Team Meatは発売時期については何も決まっておらず間違いだとコメントしている。ただPC/コンソール版が先行し、モバイル版はその少し後に発売されることになるだろうとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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