スタイリッシュアクション『Devil May Cry: Pinnacle of Combat』発表。カプコンからIPを取得し開発中の中国限定アプリ

中国のゲームスタジオYunchang Gameはモバイル向けアクションゲーム『Devil May Cry: Pinnacle of Combat』を発表した。対応プラットフォームはモバイルで、中国のみでリリースされる。シリーズを保有するカプコンよりIPを取得し、同ゲームを開発しているとのこと。

中国のゲームスタジオYunchang Game(云畅游戏)はモバイル向けアクションゲーム『Devil May Cry: Pinnacle of Combat(鬼泣:巅峰之战)』を発表した。その詳細をMMO Cultureなどが報じている。対応プラットフォームはモバイルで、中国のみでリリースされるという。Yunchang Gameは『Devil May Cry』シリーズを保有するカプコンよりIPを取得し(おそらく中国向け限定)、同ゲームを開発しているとのこと。

カプコンの手から離れ開発されているものの、本作は『Devil May Cry』シリーズらしさを意識し開発されているといい、スクリーンショットではおなじみのキャラクターである「ダンテ」らしき人物が確認できる。ゲーム制作はUnityを使用して進められており、シリーズのルーツを守るゴシックスタイルの雰囲気が再現される。高解像度かつ美麗なゲームプレイが展開されると記述されている。またこれまでのほかのアクションとは異なり、卓越したものになるようだ。正式リリースは2018年が予定されている。

オープニングにはプリレンダと思われるムービーが流れるように、ビジュアル面にこだわりがあるようだ。カプコンからIPを取得し開発されているというだけあり、それなりに力を入れて作られているようにも見える。

『Devil May Cry』シリーズがモバイル向けに展開されるのは、今回が初というわけではない。携帯電話向けに第三作目をベースとした『デビル メイ クライ』がリリースされており、こちらは2Dバージョンと3Dバージョンが用意されている。また2011年にはiOSを対象とした『デビル メイ クライ 4 リフレイン』が配信されていた。ほかにも韓国向けにも2Dベースのシリーズ作品がリリースされていたようだ。そうした意味では、モバイル向け展開も中国圏のみのリリースも、シリーズの歴史を考えるとさほど不自然なことではない。

スマートフォンのバーチャルパッドでオリジナル作品の操作性や爽快感が再現できるとは考えにくいものの、各中国サイトを見る限りではユーザーからの期待は高いようで、高性能化が進むモバイル機で『Devil May Cry』を遊んでみたいという人は中国圏には多いのかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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