PS4版『スパイダーマン』の開発に『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』のディレクターが参加へ。期待作に力強い援護がまたひとつ

開発者Brian Horton氏が、2018年1月1日付けでInsomniac Gamesに加入することを明かした。Horton氏は、2013年に発売されたリブート作品である『トゥームレイダー』にはアートディレクターとして、『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』にはディレクターとして携わった。

過去にCrystal DynamicsやInfinity Wardに所属していた開発者Brian Horton氏が、2018年1月1日付けでInsomniac Gamesに加入することを明かした。Horton氏は、2009年よりCrystal Dynamicsより所属し、2013年に発売されたリブート作品である『トゥームレイダー』にはアートディレクターとして、『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』にはディレクターとして携わった。

両作品は懐かしくも新しい『トゥームレイダー』として高い評価を獲得し、ふたつの作品をあわせて1800万本以上の売り上げを記録していることがGameIndustry.bizのインタビューにより判明していた。同シリーズの成功の立役者のひとりとされているHorton氏は、2016年1月に同スタジオを退社したことを明かしており、その後約2年間『Call of Duty』シリーズを手がけるInfinity Wardに在籍し『Call of Duty: Infinite Warfare』のアートディレクターを務めていた。そして2018年1月からはInsomniac Gamesに加入する流れとなっている。

Horton氏はInsomniac Gamesに加入するにあたり、現在開発中の『スパイダーマン』にアートディレクターを務めるという。Insomniac Gamesが手がける『スパイダーマン』は、これまでの同ゲーム作品とはまったく異なる新たな「スパイダーマン」だ。おなじみの糸を使い、ビルの谷間を飛ぶほか、障害物を動かし、さまざまな局面を打開していく。シネマティックな演出や奥深いゲームプレイを追求し、いわゆる典型的な“キャラクターゲーム”を脱却した大作として『バットマン:アーカムシリーズ』にも似た野心を持って開発中であるとされている。その存在が明かされて以来、YouTubeで公開されているトレイラーの再生回数は合計5000万回にもおよぶほどで、並々ならぬ期待が寄せられていることがわかる。

Insomniac Gamesはこれまで『ラチェット&クランク』および『RESISTANCE』シリーズを手がけた実力派デベロッパー。オープンワールドとしては『Sunset Overdrive』をリリースしており、こちらもカルト的な人気を誇る。すでにこれまで公開された映像の美しさからも、スタジオのその力量が推し量ることができるが、さらなる強力なスタッフが加入することによりその質は確かなものになると考えられるだろう。

PlayStation 4向け『スパイダーマン』は2018年に発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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