『Portal』の世界で橋を建設する物理パズルゲーム『Bridge Constructor Portal』Steamにて発売。購入者はシリーズ1作目を無料で入手可

Headup Gamesは12月20日、ClockStone Softwareが開発した『Bridge Constructor Portal』をSteamで発売した。価格は1010円、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、橋梁建設ゲーム『Bridge Constructor』シリーズの最新作。

Headup Gamesは12月20日、ClockStone Softwareが開発した『Bridge Constructor Portal』をSteamで発売した。価格は1010円、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、橋梁建設ゲーム『Bridge Constructor』シリーズの最新作で、Valveの人気アクションパズルゲーム『Portal』とのコラボレーション作品だ。なお購入者には、現在980円で販売されているシリーズ1作目『Bridge Constructor』がプレゼントされる。

『Bridge Constructor』シリーズは、ステージ内のギャップに橋を建設して、車両をスタート地点からゴール地点まで走らせるというゲームだ。橋は車両の重量に耐えられなければ崩れ落ちてしまうので、ただ橋桁を並べるだけではクリアはできない。下に土台があれば、そこから橋脚を組んでいったり、天井に支点がある場合はワイヤーを張って橋桁を吊ったり。支える場所がない場合は、三角形を組み合わせるように骨組みを組んでいき、橋桁にかかる負荷を分散させ自立させる。このようにして、実際の橋のように物理法則に照らしてバランスの取れた強い橋を造り上げるのだ。

『Bridge Constructor Portal』では、Aperture Science社のエンリッチメントセンターを舞台に、各テストチャンバー(ステージ)にて試験車両を入口から出口まで運ぶ。橋を造る基本的な部分はこれまでのシリーズ作と変わらないが、たとえば出口に行くには「ポータル」を通過してワープする必要があったり、「反発ゲル」や「滑走ゲル」を利用して目的の場所へとアクロバティックに車両を運んだり。あるいはスイッチパズルを解いて扉を開けたり、「タレット」の銃撃をくぐり抜けたりなど、『Portal』をプレイしたことがある方ならニヤリとさせられる要素が、うまくゲームプレイに取り入れられている。

テストチャンバーは計60種類あり、それぞれ出口まで届けるべき規定台数が設定されているが、1台だけでも到達できれば次のステージに進むことができる。一見バランス良く橋を組めて、実際に1台走らせてみてうまくいったとしても、規定台数を目指して車列を走らせると負荷が分散しきる前に次の車両が通り、重さに耐えきれず橋が崩壊してしまうということは、このシリーズではよくあることだ。本作では『Portal』要素を上手く利用しつつ、より良いバランスの橋の組み方を求めて試行錯誤を繰り返すことになるだろう。一見難しそうに感じられるかもしれないが、ゲーム序盤ではGLaDOSが手取り足取り教えてくれるのでシリーズ初心者でも安心である。

なお、本作はSteam版のほかにiOS/Android向けにも販売中。また、2018年第1四半期にはPlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチでも発売される予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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