超常現象に遭遇した高校生5人の青春ミステリーADV『Oxenfree』12月21日午後11時までGOG.comにて無料配布中
DRMフリーのゲーム販売サイト「GOG.com」にて、Night School Studioが開発したミステリーADV『Oxenfree』が無料配布中だ。配布期間は日本標準時12月21日午後11時まで。対象プラットフォームはWindows/Mac/Linuxとなっている(日本語非対応)。入手方法はページ右部分にある「GET IT HERE」をクリックし、サイトトップに遷移したのち画面中部の「GET FOR FREE」を再度クリック。すると時間差でアカウントのライブラリに追加される。
『Oxenfree』は2016年にWindows/Mac/LinuxとXbox One/PlayStation 4、2017年にはNintendo Switch/iOS/Android向けにも発売されたミステリーアドベンチャーゲームである。主人公は女子高生の「Alex」。友達グループと一緒に離島でのパーティーを楽しんでいたところ、別次元へとつながる扉を開いてしまう。次元を超えた存在との通信を試みる「Alex」は、超常現象に巻き込まれながらも離島の知られざる過去に迫っていく。
島を探索している間、ラジオの周波数を合わせることで存在しないはずの放送が流れてきたり、どういうわけか主人公たちのことを知っている謎の声に導かれたりと、不気味なパラノーマル現象が続く。またプレイヤーの言動によって、「Alex」および彼女の友人、そして義理兄弟「Jonas」の未来が変化する。複数のエンディングが用意されている中、はたして「Alex」は時空の歪みから抜け出すことができるのだろうか。なお発売後のアップデートによりエンディングが追加されており、分岐によっては明確に違った展開が待っている。
80年代のティーン・ホラー映画を彷彿とさせる世界観とサウンドトラック、話に途中で割り込んだり食い気味に答えたりと自然な会話を生み出すダイアログシステムなど、海外メディアからの評価が高い本作(Metacriticのメタスコアは80/100点)。ゲーム内ではモールス信号が頻用されており、気づかなくても物語の理解に支障はないが、分かれば物語の細かい考察に役立つメッセージが浮き彫りになるという小ネタも仕込まれている。またゲーム内の収集要素には本作のARG(代替現実ゲーム)へとつながる最初のヒントが隠されていたりと、開発陣の遊び心を感じる作品となっている。
なおNight School Studioは現在、次回作『Afterparty』を開発中(関連記事)。地獄に堕ちた大学生二人が、悪魔と一緒に飲んで騒いでパーティーを楽しみつつ、現世への復帰を試みるアドベンチャーゲームだ。