「GTAオンライン」にて『Red Dead Redemption 2』に関連するイベントの情報が発掘される。ゲームデータの解析により判明

「GTAオンライン」においてRockstar Gamesの次回作『Red Dead Redemption 2(レッド・デッド・リデンプション2)』にまつわるイベントの存在が明らかになった。海外メディアKotakuなどが報じている。

Rockstar Gamesは12月12日、『Grand Theft Auto V』のオンラインモード「GTAオンライン」向けの新シナリオ「The Doomsday Heist(強盗:ドゥームズ・デイ)」を配信した。全3幕で展開される大規模な強盗ミッションが収録され、さまざまな新兵器や装備なども登場する。

こうしたアップデートにおいては、近い将来に実施されるイベントや追加アイテムなどがあらかじめ仕込まれている場合があり、一部のユーザーの間ではPC版のゲームデータの解析が進められる。そして今回、Rockstar Gamesの次回作『Red Dead Redemption 2(レッド・デッド・リデンプション2)』にまつわるイベントの存在が明らかになった。海外メディアKotakuなどが報じている。

手がかりをつかんだのはThe Guru Teamと呼ばれるグループで、過去には同じく「GTAオンライン」で、データ解析によりエイリアンが登場するミッションの存在をいち早く発見した実績を持つ。今回、彼らはゲームのコードの中に「Rockstar Games Social Clubに登録して、ダブルアクション・リボルバーのヘッドショットチャレンジにアクセスしよう。チャレンジをクリアすると、報酬のGTAマネーや、『Red Dead Redemption 2』で使える独占武器をアンロックできる」と英文で書かれた部分を見つけ、さらに関連すると思われるアセット(以下の画像)も発見している。

木箱に書かれた社名は『Red Dead Redemption 2』のトレイラー内でも確認できるという Image Credit: The Guru Team

これが『Red Dead Redemption 2』で使用できる独占武器そのものなのかどうかは分からないが、コードによると上述したヘッドショットチャレンジに挑戦するには、プレイヤーは「GTAオンライン」のゲーム内でまずこの木箱およびリボルバーを見つけなければならず、そのためにはマップ内の特定の20か所で写真を撮る必要があるという。The Guru Teamは、その具体的な各座標も発見しているが、その内の1か所は山間にある誰のものか分からない謎の墓標に指定されているそうで、『Red Dead Redemption』シリーズとの関連があるのか議論を呼んでいる。

The Guru Teamによると、このヘッドショットチャレンジのイベントはまだサーバー側で無効にされているため、今すべての写真を撮ったとしても何も起こらないそうだ。しかし、彼らはイベントをブロックしているコードを探し出して有効化し、指定場所の写真を撮影。そして木箱を発見し、中から黄金のダブルアクション・リボルバーを獲得することに成功している。ゲーム内では、この武器を使用して50回ヘッドショットをするようチャレンジの説明が流れ、クリアすると「『Red Dead Redemption 2』内で独占武器がアンロックされた」と表示されるとのことだ。

未使用のアセットが仕込まれているだけでなく、実際に機能する形で実装されていることが分かったことから、近く公式にイベントが実施されることが見込まれる。期待作である『Red Dead Redemption 2』で使える独占武器ということもあり多くの注目を集めそうだ。また、「GTAオンライン」はTake-Two Interactive/Rockstar Gamesに多大な利益をもたらしているコンテンツであるため、こちらにさらなるプレイヤーを呼び込みたいという戦略も透けて見える。『Red Dead Redemption 2』は、PlayStation 4/Xbox One向けに2018年春発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6891