『ブラッドボーン』2014年のデモ映像で紹介された「沼の巨人」が3年の時を経て発見される。聖杯文字も公開済み

フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG『ブラッドボーン(Bloodborne)』にて、お蔵入りになったと思われていたモンスターが、発売から2年半の時を経て発見された。本作には、やりこみ要素のひとつ「聖杯ダンジョン」の内部でしか出会えない獣たちが数多く潜んでいる。

【UPDATE 2017/11/23 08:00】
「沼の巨人」の目撃場所の記載に誤りがあったため、修正いたしました。

場所はトゥメル遺跡(呪われた冒涜の汎聖杯)の第4層。

場所は呪われたトゥメルの冒涜(呪われた冒涜の汎聖杯)の第2層。

【原文 2017/11/22 16:54】
フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG『ブラッドボーン(Bloodborne)』にて、お蔵入りになったと思われていたモンスターが、発売から2年半の時を経て発見された。本作には、やりこみ要素のひとつ「聖杯ダンジョン」の内部でしか出会えない獣たちが数多く潜んでいる。2015年の発売当初には「Labyrinth Mole」と呼ばれる極めてレアなモンスターの発見報告がフォーラム・掲示板サイトなどで相次いだ(関連Redditスレッド)。遭遇率が極めて低いレア種であることから、血晶掘りに勤しむ熟練の狩人といえども、目にすることなく獣狩りの夜を終えていった者が大多数ではないだろうか。

そんな本作の「聖杯ダンジョン」を研究するRedditユーザKolbrotKommander氏とMorosNyx氏は11月19日、2014年の「PlayStation Experience」にて「沼の巨人」として紹介されていた敵種をついに発見したと報告(関連Redditスレッド)。これまでコミュニティ内で報告が挙がらなかったことから、製品版ではボツになったと推測されていたものだ。呪われたトゥメルの冒涜(呪われた冒涜の汎聖杯)の第2層。聖杯文字「pa6ssc6u」で実際に会うことができる(「呪われた冒涜の汎聖杯」を所有している必要があるため注意)。その姿はMorosNyx氏が投稿した以下の映像からも確認できる。

発見されたのは「聖杯ダンジョン」のボスもしくはレアモブとして登場する「死体の巨人」の変種。通常の「死体の巨人」とは違って片腕の刃物に炎属性が付与されている。前出した「PlayStation Experience」にて同作ディレクターの宮崎英高氏が「沼の巨人」と呼んでいた難敵であり、生息場所もデモ映像のものと類似した油沼エリアとなっている。

もちろん、コミュニティ内で発見されていなかっただけで、既に目にしたことのあるプレイヤーがいる可能性はある。この「沼の巨人」に限らず、レアな敵であるとは知らずにスルーしてしまった、というケースは十分にあり得るだろう。ヤーナムの遺跡には、報告されていない未知の存在がまだまだ眠っているのかもしれない。

聖杯ダンジョンに潜む激レア種、通称「Labyrinth Mole」Bloodborne Wikiより
Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

記事本文: 1953