『PUBG』乗り越え・よじ登りモーションのテストを11月14日から11月15日にかけて実施。弾道システムの調整も

PC版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)にて実装予定となっている障害物の乗り越え・よじ登りモーションの第1回テストスケジュールが発表された(本番ではなくテストサーバでのみ実施)。

【UPDATE 2017/11/15 12:00】
テストサーバにスクワッド(FPP/TPP)が追加され、当初11月15日午前11時までとなっていたテスト期間が11月16日まで延長された。

【UPDATE 11/14 11:30】 日本語公式サイト(DMM Games)にて日本語のパッチノートが公開されている。

【原文 2017/11/14 08:47】
PC版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)にて実装予定となっている障害物の乗り越え・よじ登りモーションの第1回テストスケジュールが発表された(本番ではなくテストサーバでのみ実施)。対象期間は日本標準時11月14日(火)午前11時から11月15日(水)午前11時まで。対象地域・モードは北欧・アジアサーバの通常ソロおよび1人称視点ソロのみとなっている。なおテスト用ビルドはまだ不安定な状態であるため、クライアント側でのクラッシュ発生が予測されている。

障害物の乗り越え・よじ登りモーションは戦術の幅を広げるであろう新機能。フェンスや壁など2メートルから3メートルほどの障害物であればスムーズに乗り越えられる(またはよじ登れる)ほか、窓からの飛び出しも可能となる。これまでのテスト映像では、障害物の高さによってアニメーションの種類や動作完了までの時間が異なり、立ち止まった状態よりも勢いをつけてからモーションに入った方が素早く乗り越えられることや、障害物の頂点に達する前であればキャンセル可能である様子が公開されてきた(関連記事)。胸元あたりまでの低い障害物であれば武器を持ったまま、両手を使う必要のある高さであれば武器をしまった上でモーションに入ることも明かされている

またテスト期間中は銃全般の仕様変更が適用される。主には距離に応じた弾速低下、重力・空気抵抗による弾道落下の影響増、命中精度のバランス調整、零点距離の調整システムの見直し、銃弾の当たり判定変更(ヘルメットの保護エリアが首元にまで拡大)、武器全般の基本ダメージおよび補正率の大幅調整(詳細は後日発表)などが含まれる。弾道・弾速の仕様変更については、近距離戦では目につかないかもしれないが、大半のアサルトライフルでは300メートルを超えたあたりから影響が顕著になるとのこと。そのほか車両の操作感、サウンド、アニメーションにも修正が入る。いずれもテスト段階の変更内容であり、最終的に本番サーバ上で適用されるとは限らない。

もちろん、今『PUBG』を語る上で避けては通れないチーター問題についても触れられている。以前からシューター作品の常としたチーターが一定数存在していた本作だが、ここ最近はさらに増加の一途をたどっており、Steamにおけるレビューやフォーラムではユーザーから「チーターが多すぎる」との意見が相次いでいる。開発陣によれば、チートツール使用者をより効率的に探知するための施策が進められているとのことで、最近では1日で2万件ものアカウントバンが可能となり、比較対象期間は明かされていないもののチートツール使用者を25%削減することに成功したという。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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