『ウィッチャー3』に携わった元スタッフらが手がける『Seven』12月1日に発売へ。サイバーな幻想世界が舞台のアクションRPG
ポーランドのパブリッシャーIMGN.PROは、『Seven: The Days Long Gone』を現地時間12月1日に発売すると発表した。価格は39.99ドル。『Seven: The Days Long Gone』は同じくポーランドを拠点とするデベロッパーFool’s Theoryが開発を手がける、見下ろし視点を採用するアクションRPGだ。Unreal Engine 4を使用して開発が進められている。
Fool’s Theoryは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』にシニア・クエストデザイナーとして携わったJakub Rokosz氏を中心に構成されるスタジオ。本作ではRPG要素をベースにしながらもアクション要素も要求されるオープンワールドゲームとなっており、『ウィッチャー』シリーズのエッセンスをほんのり感じさせるタイトルになっている。
プレイヤーは盗賊Terielとなり、巨大帝国Vetrall Empireの組織基盤を揺るがすという任務を託される。活気と陰謀がまじりあう監獄島Pethを舞台に、人々を助けつつも時に利用し、任務の遂行とPeth島の脱出を果たすことを目指す。
本作は、基本的にはステルスを指向するゲームであるが、攻略の自由度の高さを特徴がある。物陰に隠れつつ敵を排除していってもいいし、変装してくぐりぬけるのも選択肢だ。周囲にあるオブジェクトを利用して隠密や攻撃をしていってもいい。ジャンプやぶら下がり、くぐりぬけなど多岐にわたるアクションが繰り出せるので、ステルスを基本としながら自由な方法で攻略していくことが可能。面倒ならばそのまま武器を持って殴りにかかることもできるという。育成要素はアイテムをベースとしたものとなっており、アイテムを入手することでスキルや武器、防具がアップデートされていく。戦って強くなるのではなく、探索の発見により成長していく。
また『Seven: The Days Long Gone』はUnreal Engine 4で描かれる世界も魅力のひとつだろう。Unreal Engine公式のインタビューによると、本作の時代設定は「ポスト アポカリプスの世界の先にあるもの」であるという。つまり、崩壊した世界のその後が描かれるというところだろう。そうした時代設定であるからか、サイバーパンクでありながら幻想的な雰囲気を持つ。機械文明と魔法が入り乱れる本作の世界は、サイバー・ファンタジーとも表現できる。そうした設定に合わせて、複雑なストーリーが展開されるという。
監獄島には悲劇的な奴隷から得体の知れない囚人までさまざまな人々が生きている。またBiomancersとTechnomagiという派閥が存在しており、どちらに所属するかという点も問われるほか、行動によって評価が変化していく。物語やクエストの結果はプレイヤーの選択肢で分岐していくなど、没入感の高いストーリーラインが楽しめるだろう。公式サイトでは舞台設定やあらすじが色濃く描かれており、世界観構築に並々ならぬ力が入れられていることが垣間見える。