『Decksplash』Steamで無料配信中。技を決めてインクを塗る『スプラトゥーン』風スケボーゲーム、10万人集まらなければ開発中止

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Bossa Studiosは11月3日、スケボーゲーム『Decksplash』をSteamで無料配信した。1週間限定の配信で、期間終了と同時にSteamでの早期アクセス販売に切り替える予定だ。つまり発売前のお試し期間というわけだが、この無料プレイ期間中の総プレイヤー数が10万人に達しなければ、本作の開発を中止してゲームをボツにしてしまうという。

本作は人が乗らないスケートボードだけでプレイするスケボーゲームで、ゲームモードは3対3でのオンライン対戦がメインとなっている。特徴的なのはそのゲームルールで、トリック(技)を決めて着地すると地面にインクが塗られ、その塗った面積を争うという『スプラトゥーン』風のバトルとなっている。両チームには規定の残り時間が割り当てられており、マップ内でより多くの面積を塗っているチームの残り時間が減っていく。まだ塗られていない場所を自チームのインクで塗ったり、相手チームのインクの上から塗り重ねたりして、先に残り時間をゼロにした方が勝利というルールだ。

スケボーのトリックとしては、ジャンプ中にスピンやフリップ、ロールをすることができ、さらにレール上やオブジェクトの淵を滑るグラインド、前か後ろの二輪だけで滑るマニュアル、そして壁を滑るウォールライドといったことも可能。それらを途切れなく繋げることでコンボとなり、さらにハイスコアを狙うことができる。トリックのスコアが高いほど一度に塗ることができるインクの面積も広くなる。もちろん、ビッグコンボであっても着地に失敗してしまえばインクは塗られない。

自チームのインクが塗られた場所を滑っていると画面下のショックメーターが溜まっていき、満タンになるとショックウェーブが使用可能になる。ショックウェーブを使うと、その効果範囲内にいる対戦相手のコンボを失敗させることができる。一方自らのチームメイトが効果範囲内にいた場合は、一定時間のあいだ決めたトリックのスコアが倍になる効果を与えることができる。

試合終了後には獲得したスコアやコンボなどに応じて経験値が手に入り、一定以上溜めてレベルアップするとルートボックスを開けることができる。ルートボックスからはスケートボードのデッキやトラック、ウィールのアイテムを入手でき、カスタマイズに使用できる。なお、経験値や獲得したアイテムなどは早期アクセス版に引き継がれる予定だ。

総プレイヤー数が10万人を超えなければ発売を取り止めてボツにするということについてBossa Studiosは、本作はマルチプレイゲームであるため一定以上のユーザーベースが必要だとし、その規模を計るためには無料期間中に10万人は必要だと説明している(関連記事)。本作の公式サイトおよびSteamのストアページには、リアルタイムではないが総プレイヤー数が掲示されており、本稿執筆時点で累計3万人ほどまで達しているようだ。10万人というのは高い目標であるため発売に至るかどうかはまだまだ不透明だが、無料でプレイできるので興味のある方は一度試してみてはいかがだろうか。

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