『Remothered: Tormented Fathers』Steamにて早期アクセス販売開始。『クロックタワー』から影響を受けたサバイバルホラー
Darril Arts/Stormind Gamesは10月31日、三人称視点のサバイバルホラー『Remothered: Tormented Fathers』の早期アクセス販売を開始した。対象プラットフォームはWindows(Steam)、販売価格は1280円となっている(日本語は非対応)。
本作の主人公は35歳の女性調査官ローズマリー。失踪した少女セレステの行方を追って、セレステの父親ドクター・フェルトンが住む屋敷に潜入する。ローズマリーが疑惑の目を向けているフェルトンや、身体を壊したフェルトンの世話係として働く看護婦グロリア、赤い修道服を着た正体不明の女性といった謎の多い人物が登場するなか、セレストの出自や、屋敷の裏に潜むカルト教の存在が明らかになっていく。
ゲームプレイとしてはステルスに重きを置いた三人称視点ホラーとなっており、プレイヤーは物音や足音に注意しながら屋敷内を探索し、パズルを解いていく。ゲーム序盤では手術用の前掛けを直に着た半裸の老人フェルトンが、独り言をつぶやきながら屋敷内を徘徊しており、捕まると小鎌で惨殺される。そのためクローゼットの中や物陰に隠れたり、ビンを投げて注意をそらしたりしながら屋敷内を移動する必要がある。捕まっても消費アイテムである刃物を老人の胸元に突き刺すことで逃げることができるが、何度攻撃しても倒しきることはできないし、主人公ローズマリーのスタミナには限りがあるため走って逃げ続けることも難しい。あくまでも非力な状態のまま、身を潜めつつ屋敷内を探索することになる。
物語としてはサイコロジカルなホラーを追求しており、シネマティックな演出、Unreal Engine 4による美麗なグラフィックやキャラクターモデルがそれを支えている。サウンド面では『メタルギアソリッド』シリーズや『ファイナルファンタジーXIV』などで知られる戸田信子氏がコンポーザーとしてプロジェクトに参加している。
初代『クロックタワー』へのトリビュートとしてスタートした『Remothered』プロジェクト。早期アクセス版ではゲームの3分の2がプレイ可能であり、数か月後には正式リリースを迎える予定となっている。3部作構想のプロジェクトということで、1作目となる今作の評価や売れ行き次第では、2作目、3作目にも期待できそうだ。